2012年09月14日
精神障害者の方への理解を深める。

平成24年9月12日(水)に静岡労政会館にて、私が所属しています静岡ケアマネ教会の研修がありましたので、行ってきました。
今回の研修内容は、「精神障害者の方への理解を深める」と題して行われました。
これは、近年ケアマネジャーさんがかかわる利用者さん或いは、その家族の方に明らかに精神疾患と思われる方を接する機会が増えており、その方達とどうのようにコミュニケーションをとればよいか模索することが多くなったことにより、今回の研修会が行われたようでした。
講師は、静岡市支援センターなごやか所長 奥村敦毅氏、県立こころの医療センター 訪問看護師 三浦聡氏、溝口病院 精神保健福祉士(相談員)平川孝昭氏の3名でした。
まずは、静岡市支援センターなごやか所長の奥村氏から精神障害疾患の説明があり、「精神障害は、疾病であり、脳における神経伝達物質のドーパミンやセロトニンの量が少なくなったりして病気が発症している。ですから薬では、このドーパミンやセロトニンといった物質の量を調節し、精神の安定を図ることになります。」と説明されました。
また、氏の所属している施設の概要を説明され、相談事業や在宅におわれる精神障害の方への支援を行って、就労支援や地域定着支援等を行っていることを説明されました。
次に、県立こころの医療センター 訪問看護師 三浦聡氏から平成21年からACT(包括型地域生活支援プログラム)が開始されてから入院期間が短くなり、それにより、在宅支援が重要になってきていることを説明を受けました。
その次に溝口病院 精神保健福祉士(相談員)平川孝昭氏から溝口病院(精神の病院 所在地:静岡市葵区長沼647)の説明がありました。
昨今の世相を反映してか、受信する方は従来の統合失調症とならんでき気分障害、飲酒の依存症、薬物依存症など多岐にわたる疾患の方が受信しており、年齢も小学生からお年寄りまで幅広いかたが受診されているとか。
また、ここ数年は認知賞の周辺症状(暴言、暴力、徘徊等)がある方を受け入れ、入院治療を行っていることを説明しました。
三氏の講演終了後、司会者もまじえたパネルディスカッションを行われました。
この時には、予め会員からの質問を集計して、一番多かった内容を司会者を通して聞く形をとりました。
そして、一番多かった質問は、「どこに行って相談したらよいか」という内容でした。
これについては、奥村氏から「保健所に問い合わせると精神科医が相談に応じてくれる制度があるので、それを利用してください。」と返答されていました。
帰宅して、ホームページで調べましたが、静岡市はもちろんわが町の富士市においても保健所にて精神科医または保健師が相談に応じてくれる制度があるようです。
精神科の受診は、なかなか抵抗があるものです。
迷ったときには、保健所の相談窓口に相談することがよいのかもしれません。
もし、よかったら参考にしてください。

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