2011年09月30日

平成23年10月 休診のお知らせ

◇◆◇平成23年10月の休診のおしらせ◇◆◇

10月5日(水)は所用のため、午前中を休診とさせていただきます。

10月7日(金)は研修のため、午後を休診とさせていただきます。

10月14日(金)は研修のため、休診とさせていただきます。

10月29日(土)と10月31日(日)は所用のため休診をさせていただきます。

以上間違えないようにお願いします。
  


Posted by 久保田さん  at 14:31Comments(0)施術(治療を行う日)の変更

2011年09月27日

何故か同じ物が2冊来たんですねー。

 ある晩家帰ってみると玄関に、母校明治医療大学のメール便が置いて有りました。

 それを持って居間にいくと、もう一冊 明治医療大学のメール便が置いてありました。

 手違いがあったのか、ご丁寧に2冊送って来たのか知りませんが、卒業した人を忘れないでいる事は、ありがたいことです。face17

     

 メール便の中身は、卒業生名簿でした。

 私達の頃は、明治鍼灸大学として一学部一学科だったのですが、今は3学部3学科と鍼灸学部には大学院博士課程と今年度より鍼灸学部は、通信制の大学院も開設されました。

 昔は、鍼灸大学の設置はとても大変でしたが、今は規制緩和となり、大都市近郊にも大学の鍼灸学部が開設され、それにより学部を増やしていった経緯をみると時代の流れを感じます。

 時代の流れといえば、卒業生名簿の教員欄を見ていると、私が学生時代教わった先生が退官している先生が多いこと。

 また、本学卒業生の先輩で教員になり、附属病院研修生時代にお世話になった人も既に辞められた方が多いことを知りました。

 以外にも研修生時代、よくケンカをした先輩が教員として、残っているではありませんか・・・・・・face08

 思えば、学生時代はただ教えられる存在だけだったのが、研修生となり教員につき、病院の中で勉強した時代はまさに別世界。

 同じ場所にいるのに、立場が違うとこうも違うものが分かるのかと実感したものでした。

 私も教員としての道もありましたが、今思えばそれで生き残れたかはemoji04

 特に短大時代の卒業生の教員を見ると、志だけでなく、人間関係つまりコミュニケーションが上手な方が出世していって、それが苦手な方は大学を去っていったように感じます。

 つまり、大学でも上司と上手にコンタクトを取れる人が生き残れる。

 そうゆう意味では、どの世界においても、志や実力だけでなくコミュニケーションを上手に摂らないと成功に導くことが難しいことが分かります。

 そんなことを思い、名簿を見ながら少しだけ昔にタイムスリップした時間は、改めて考えることがあった至福の時間でした。face22
  


Posted by 久保田さん  at 14:43Comments(0)院長の独り言

2011年09月24日

風水とツボの関係

 最近テレビで、パワースポットがある観光地を紹介する機会が増えていきました。

 自然の中に身をおき、自然界のパワーをいただくことで、癒され、元気になる。

 大地が元気をくれるそうです。

 古代中国でも、パワースポットの考えがあり、このことをまとめたのが皆さんご存知の『風水』となります。

 今回は、簡単に『風水』の説明しながら、ツボとの関係をお話したいと思います。

 私達が住んでいる地上では、いろいろな作物が出来たり、資源が埋蔵されたりと大地には活力があります。

 それは、主に生気(いきいきと気力)の力がよってもたらされること。

 大地には、生気が充満している所とそうでない場所があり、それを良く見極めてより良い生活をしようとする思想『風水』です。

 生気があふれる所に住めば、健康と繁栄が得られると考えていたのです。

 古代中国の人は、地中に埋葬される死者は肉体は朽ち果てるものの骨は残ることから、骨には生気があり、これが地中の生気と上手く反応すれば、死者は永遠の安眠を得て、子孫は吉福になると思っていました。

 つまり、死者にも生気が残っており、大地の恵に関与していることを考えたのです。

 また、大地には山(凸)や川(凹)があり、平地にも凸地と凹地があります。

 山を含めて凸地は「龍」と呼ばれ、川や凹地は「水(水がなくても、凹地ならば水とされる)」と呼ばれました。

 古代の中国人は、山の形を見て龍を連想し、その連なる山々に沿って生気が流れていると考え(龍脈と呼ぶ)、地中の生気は山勢の止まる所に集まる。

 この生気の集まるポイントを「穴(局)」と呼ぶそうです。

 人体で言えば、生気の流れる道は『経絡(けいらく)』であり、その生気の集まる「穴」は『ツボ』と言えます。

 「穴」は凹地でへこんでおり、水も溜めれると所から生気が溜まる場所と考えたのだと思います。

 一方ツボも「気穴(きけつ)」と呼ばれることがありました。

 このように、気が充満して自然界や人間が成り立っており、そのエネルギーが溜まる場所がある。

 これが、大地でいえばパワースポットだったり、人間ではツボに当たります。

 このように、東洋医学では自然の結びつきを大切しています。

 裏を返すと、自然がどう人間に影響を与えているかを考える医学なのです。

 以上から自然の気と人間の気が合わさった時に、人は元気になります。

 元気になるために、パワースポットを訪れることは、良いことだと思います。face22
  


Posted by 久保田さん  at 15:05Comments(0)鍼灸コラム

2011年09月21日

ツボという言葉を解析してみると

 皆さんが一般的に使用している“ツボ”という言葉は、どうして使われるようになったのでしょうか?

 実は、鍼灸師の私でもわかりません。

 私達が学校で教わるツボは『経穴(けいけつ)』と呼ばれています。

 経(けい)は、たて糸を示す言葉で、主に縦の道を示す言葉です。
 
 因みに絡(らく)は、横につなぐと言う意味があります。

 縦のつなぐ道と横につながる道が合わさると『経絡(けいらく)』言うことになります。





 さて、ツボがなぜ経穴と呼ばれるのかは・・・・

 ほとんどのツボは縦の道にあります。

 つまり、経のラインにポイントがあります。

 そんなことを考えると、経のラインにあるポイントだから『経穴(けいけつ)』と呼ぶと私は考えています。

 このことから、ポイント・ツボ・穴に何らかの関係があるように感じます。

 ツボを漢字にすると壺icon37になります。

 これは、陶器にツボの象形文字とされていますが、一般的には何かを溜めて保存する場所です。

 穴は、土を掘って作るので、そこに何かを保存できます。

 壺と穴の共通点は、何かを保存することができることです。

 因みにツボは、「輸穴(ゆけつ)」とも言われています。

 「輸(ゆ)」を国語辞典で調べると、送るとか移す(中身をそっくり出して他の所に運ぶ)と言う意味が出てきます。

 そう考えるとツボには、何か動く作用の物体があると思われます。

 東洋医学で体の中で動く物体は、『気』です。

 つまり、ツボは気が溜まる場所であるのです。

 『気』は、体を動かすエネルギーと考えられています。

 ですから、ツボはエネルギーが溜まり、それを調節できる場所と言えます。

 ツボを他の例に例えると、最近の使われるようになったパワースポットと同じような作用がある場所と思ってもらえれば、良いと思います。
  


Posted by 久保田さん  at 14:52Comments(0)鍼灸コラム

2011年09月17日

お気に入りの本『挫折力』





 まずこの本を書店で見かけたときにびっくりしました。face08

 タイトルが『挫折力』ですから。

 『挫折力』って何emoji04

 この本の著者は、元産業再生機構COOの冨山和彦氏です。

 テレビで御覧になったことがある方もいらっると思います。

 私は、SOHOしずおかで講演されたときに聴講させていただきました。

 さて、本の内容ですが、これからの日本は終身雇用制が崩れて、嫌でも挫折する機会が増えると訴えています。

 この本の中で冨山氏自身、東大法学部在籍中に司法試験に合格しながらも司法の世界に進まず、コンサルタントの道に進んだことで、予想もしなかったことに遭遇し、それを乗り越えたところに産業再生機構の話が来たことなど。

 御自分の体験を含めて、挫折したときにどう対応し、それをきっかけにどう飛躍するかを解説しています。

 その中で私の心に響いた話を紹介します。

 挫折を乗り越えるには、何をおいても敗因の分析をすることが大切であります。

 でも、人間は自分のミス原因を考えるのはつらく感じます。

 そこで冨山氏は「敗因の分析は、過去の自分を他人だと思うと以外に気楽にできる」といっております。

 なるほど、確かに過去に自分のしたことを他人がした事と考えれば、敗因分析が気楽にできます。

 また、挫折してくよくよしていることが多いときは、「悩むことに飽きたら、とにかくがむしゃらに働いてみる。すると見えてくるすると見えてくることがある。」と解説しております。

 千里の道も一歩から、挫折から立ち直るには、目の前にことに全力でぶつかってみることが大切なんだと感じます。

 この本は、先の見えない世の中を生きていく中では、とても参考になる本だと思います。

 機会があれば、一読してみてください。face17  


Posted by 久保田さん  at 14:34Comments(0)院長の独り言

2011年09月12日

秋になってきましたねー。

9月に入って、日中は連日30℃近く気温が上がりますけれれど、朝は涼しく感じるようになってきました。

 昨日は、月一回の区内清掃の日。

 お馴染みの公園の清掃です。

 公園の木の葉は、少しづつ色づいてきています。

 朝いってみると、落ち葉が大量に落ちていました。

  

 いざ清掃の時になると、公園のいたるところに落ち葉が・・・・・

 一箇所に集めてみると、山のように落ち葉が集まってきました。

 結局、全部で大きい袋6~7個分ぐらい集めたと思います。

 落ち葉が、多くなると秋になった感じがします。

 でも、午後にはセミが鳴いていましたが・・・・。face15

 まだ、しばらく夏のような、秋のような期間が続くのでしょうか?

 それでも、少しづつ季節が移っていくのは、感じられのかな~と思います。face17  


Posted by 久保田さん  at 14:17Comments(0)院長の独り言

2011年09月09日

富士川駅内にある生け花(18)





 今回は、ユリの花です。

 花は白地に橙色をしており、花瓶下の薄紫の円台となんとなく、調和しているように感じます。

 それにしても、ユリって花の生命力には驚かされます。

 アスファルトの下から出てきて、花咲かせるのですから。face08

 人間であれば、壁を破ってはい上がるのと同じですね。

 ユリのように強く生きたいものです。

 しばし、鑑賞してください。face17  


Posted by 久保田さん  at 14:18Comments(0)院長の独り言

2011年09月05日

湿疹をハリで治そう!!(解説編)

 中医学(中学伝統医学)では、湿疹を起こす原因として、身体の熱体質が関係していると考えています。

 熱体質とは、よく更年期を迎えた女性が上半身がカァーと熱くなってのぼせますが、体温計は平熱の方がいると思います。

 これを、中医学では内熱がある状態と言います。

 つまり、身体に熱がこもっている状態のことを示します。

 この内熱が湿疹を起こすメカニズムは、皮膚に熱がこもるからです。

 もう少し、具体的な例を出してみると、皆さんお正月になるとお餅を食べると思います。

 お餅を下からあぶるとプックって膨らみます。

  

 お餅を皮膚と考えてください。その皮膚に熱が加わるのですから、ある一定の熱がそこに集まれば、そこの部分は膨らみますし、熱もつようになります。

 ですから、治療は熱を取り除く治療をすると湿疹が改善されることになります。

 今回私の治療のポイントは、便でした。

 治療を始まる前に便秘気味だったのです。

 便と湿疹がなぜ関係するかというと、人間出すものが出ないと身体に熱を溜めてしまうからです。

 治療を行うと便が出て、お尻が熱い感じがしまた。

 これは便が出る時に、一緒に熱を放出していることを示します。

 因みに、便が出た後、右首と左腕を触ってみると、ハリ治療をする前は熱かった患部が治療後少し冷えた感じがしました。

 おそらく、患部の熱が冷まされたと考えられます。

 ですから、今回の治療では湿疹だけでなく便秘も解消されました。

 また、日常生活では、ストレスや飲酒、辛い物の食べすぎは、身体に熱を溜め込む体質にします。

 治療だけでなく、日常生活も大切になってきます。

 この様に当院では、その方の体質を見極め、そこを改善するような治療を行っています。

 鍼灸治療は、体にやさしい治療であるを理解していただいたら、幸いです。face17

  


Posted by 久保田さん  at 14:40Comments(0)鍼灸コラム

2011年09月03日

湿疹をハリで治そう!!

 8月8日(月)の朝、起きてみると首(特に右首)と左の腕が痒みを感じ、鏡でみたらびっくり!!
 赤く膨れ上がっているのではありませんか・・・・・。face08

 

 どうせ昨夜蚊に刺されてのだろうとムヒをつけて様子をみることにしました。

 8月10日(水)やはり、痒みがあったので、これは湿疹なのかもしれないと思いい始めたときに“そうだハリ治療でこれを治してみよう”と思い立ち、治療を開始することにしました。

 ↓の写真は、治療開始前の舌と右首の湿疹、左腕の湿疹の写真です。



 

 この日は、右合谷と左上巨虚にハリ治療を行いました。
 以後1日2回(朝と就寝前)のペースで毎日治療を行いました。

 8月14日(治療開始4日目)



 

 この頃になると右首の赤い腫れがだいぶ引いてきました。ただ、左腕の赤みはだいぶ残っております。
 この前日ぐらいから、痒みがだいぶ納まってきました。

 8月17日(治療開始7日目)



 

 右首首の腫れが8割はへっていますが、赤みはあります。左腕は、赤みの部分がだいぶぼやけてきました。

 8月21日(治療開始11日目)


 

 右首の赤みが8割程度改善されてきました。左腕は、まだ赤みの部分がぼやけが強くなってきました。

 8月25日(治療開始15日目)



 

 右首の方は、少し赤みがありますが、ほぼ皮膚の色と同じになってきました。左腕は、湿疹の部分痕がありますが、ぼやけてほぼ皮膚の色と同じとなりました。

 以上を持ちまして、今回の湿疹の治療を終了としました。

 今回、治療開始してから4日目くらいには右首の腫れが引いて、約2週間後には、ほぼ皮膚の色を同じになったことから、ハリ治療の有効性があったと思います。

 なお、今回使用したツボは、合谷、百会、上巨虚、行間、後谿の5つのツボをその時の状況に応じて組み合わせて使いました。

 どのように治療したかは、次回の記事に掲載しますので、楽しみにしてください。
   


Posted by 久保田さん  at 18:00Comments(0)鍼灸コラム