2011年09月17日
お気に入りの本『挫折力』

まずこの本を書店で見かけたときにびっくりしました。

タイトルが『挫折力』ですから。
『挫折力』って何

この本の著者は、元産業再生機構COOの冨山和彦氏です。
テレビで御覧になったことがある方もいらっると思います。
私は、SOHOしずおかで講演されたときに聴講させていただきました。
さて、本の内容ですが、これからの日本は終身雇用制が崩れて、嫌でも挫折する機会が増えると訴えています。
この本の中で冨山氏自身、東大法学部在籍中に司法試験に合格しながらも司法の世界に進まず、コンサルタントの道に進んだことで、予想もしなかったことに遭遇し、それを乗り越えたところに産業再生機構の話が来たことなど。
御自分の体験を含めて、挫折したときにどう対応し、それをきっかけにどう飛躍するかを解説しています。
その中で私の心に響いた話を紹介します。
挫折を乗り越えるには、何をおいても敗因の分析をすることが大切であります。
でも、人間は自分のミス原因を考えるのはつらく感じます。
そこで冨山氏は「敗因の分析は、過去の自分を他人だと思うと以外に気楽にできる」といっております。
なるほど、確かに過去に自分のしたことを他人がした事と考えれば、敗因分析が気楽にできます。
また、挫折してくよくよしていることが多いときは、「悩むことに飽きたら、とにかくがむしゃらに働いてみる。すると見えてくるすると見えてくることがある。」と解説しております。
千里の道も一歩から、挫折から立ち直るには、目の前にことに全力でぶつかってみることが大切なんだと感じます。
この本は、先の見えない世の中を生きていく中では、とても参考になる本だと思います。
機会があれば、一読してみてください。
