2011年11月19日
認知症に強い脳を作ろう!!

平成23年11月9日に、富士市主催の介護予防講習会がロゼシアターであり、行ってきました。

講師は、東京大学 高齢社会総合研究機構 特任研究員 矢富直美先生で、講演内容は『認知症に強い脳を作ろう!~認知症を防ぐために今日からできること~』と題して、行われました。
講師の先生が直美と聞くと女性のだと思ってしまいますが、壇上に上がってきた方は、男性の方でした。

今回は、その内容を抜粋して、皆様に講演内容を伝えていきたいと思います。
認知症には、3つのタイプがあります。
一つ目は、レビー小体型認知症で、全体の15~20%を締める。(認知症の5人に1人を締める)
脳の神経細胞が死ぬ病気で、原因は不明。 主な症状は(幻視・幻覚・・「あそこに誰かが立っている」など)
アルツハイマーの進行を抑えるアリセプトという薬が効果があるそうです。
2つ目は、脳血管性認知症で、全体の15~30%を締める。(認知症の認知症の3人に1人を締める)
原因は、脳の血管が詰まって発症する脳卒中。 日頃の生活習慣に関係あり。
症状は、血管が詰まった場所により出てくる症状が違いが出てくる。
ある部分はまともだが、ある部分は発言や行動が理解不能となる。
3つ目は、アルツハイマー型認知症で、全体の50~60%を締める。(認知症の2人に1人を締める)
この病気で一番初めに出てくる症状は、臭いが鈍感になることだそうです。(アミロイド斑が嗅覚を支配する脳の部分に溜まるため)
2番目は、同じことを何度も言う。同じ質問を何度の言う。3番目に時計の絵がかけない。
簡単なこの病気の見分け方は、『最近気になったニュースはありますか?』と質問すること。
病気になった方は、この質問に対して記憶力がなくなり、ニュース自体を思い出せないので、、ごまかす返事をするそうです。
ただ、記憶力が低下していることは、本人の自覚していて、9割りの方が「自分はどうなっているのか」と不安をもち、落ち込む・恐怖・孤独感に悩まされている。
ですから、その人達をサポートするには、その人のやることを受け止めて、一緒に行動することが大切になってくるそうです。
それでは、認知症に強くなる脳を作るにはどうしたらよいでしょうか?
まず、脳血管性認知症でもアルツハイマー型認知症も、脳の血流をよくすることが大切です。

それには、有酸素運動を行う事。(ウォーキング、水泳、体操、サイクリング)
有酸素運動の効果として、①脳に酸素が取り込まれ、前頭前野や海馬(短期記憶を蓄える場所)の血流が増加する。②前頭前野や海馬が脳の中でも認知症発症に深い場所。③アルツハイマー型認知症に関係している脳内のアミロイド斑(老人斑)の量が少なくなります。
食べ物では、野菜・くだものを食べよう!! 野菜・くだものに含まれるビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンには、抗酸化作用があり、認知症の予防に効果があることがわかっているそうです。
また、魚を食べている人は認知症になりにくいことがわかっているそうで、とくにサバや青魚に含まれるDHAやEPAは、脳の神経伝達を良くしたり、脳の血行を良くする働きがあるそうです。
後は、お酒では抗酸化作用が強いワイン。カレーも有効だそうで、インド人にはアルツハイマー病になる人が少ないとか。
それから、昼食後に眠くならない人は、認知症になりやすい。13:00~15:00までに30分程度の睡眠をすると良い。
以上予防について講演の内容を抜粋しましたが、予防をしていても肥満では効果はありません。
それは、脳卒中になる確率が高いからです。
効果がある予防策だけでなく、生活習慣を見直すことも認知症予防には必要のようです。

一般の方にも聞いてほしい 介護職のグリーフケア
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知らなかったことだらけです^^;
昼食後に
いつも眠くなる私は大丈夫かなぁ^^;
なかなか昼寝はできないんですけど^^;
昼食後眠くなるたみぞさんの脳は健康だと思います。
今、企業の中でも午後の仕事がはかどるということで、社員に昼寝を勧めているところもあります。
時間や周囲がゆるされるのなら、15分でもよいので昼寝をしてみてください。
そして、すこやかな脳を作りましょう!!