2018年09月03日
認知症について考えてみよう ~アルツハイマー型認知症~
今回は、アルツハイマー型認知症について説明をします。
この認知症は、認知症の5~6割をしめると言われております。
主な原因は、βアミロイドという特殊タンパク質が蓄積し、βアミロイドの蓄積により脳内の神経細胞を破壊していきます。
短期記憶(直近の出来事を記憶)を主る海馬から萎縮が始まり、最終的には脳全体が萎縮していきます。
原因となるβアミロイドは、症状の現れる10年程前から始まります。
ある日突然発症するのではなく、徐々に進行していく病気です。
ですから、人によってはβアミロイドが20年潜伏して発症する方もいます。
男性よりも女性の方が、発症しやすいと言われております。
病気の進行は、初期(軽度)、中等度、高度と進行していきます。
初期(軽度)では、身近な人でないと気づかないほど少しづつ出ます。
一番異変に気づきやすいのは、本人で、自分と認識と現実が噛み合わない状態がストレスとなり、不安やうつ状態を引き起こしやすい段階です。
初期の症状は次のとうりです。
1.記憶障害
◎数分前に行ったこと同じ内容を何度も尋ねたり、話しかけたりする。
◎日付や曜日など、年月日が分からなくなる。
2.物取られ妄想
◎通帳や財布、印鑑など見つからなくなり、周りを疑う。その目は主に介護者に行きやすい。
3.うつ状態
◎趣味や習い事に興味を示さなくなる。
◎1日にボートしていることが多くなる。
4.取り繕い
◎忘れていることを繕い、上手くつじつまを合わせをしてその場を乗り越えます。
例)「今日は何日ですか?」という質問に対して、「うーんこの歳になったら日にちも関係ないから」
5.実行機能障害
◎朝の身支度や料理の手順にまごつき、以前よりも時間がかかるようになる。
中等度で見られる症状
「アルツハイマー型認知症は中途度は中等度が一番大変」という人が少なくありません。
足腰が元気のまま、徘徊と呼ばれる一人歩きをしたり、暴れたりするBPSDが最も出やすい次期であること大きな理由です。
この段階では、側頭葉から頭頂葉まで変性(細胞や組織が徐々に変質し、ついには死滅・脱落して機能を失う)し、見当識も一歩進みます。
現在いる場所に加えて今いる場所も分からなくなるために本人の混乱が一層大きくなる時期です。しかし、介護者のケア次第で心の落ち着きを取り戻すことは可能です。
中等度の状態で現れる症状は、次のとうりです。
1.見当識障害(時間・場所)
◎真冬に半そで、真夏に長袖を着たりする。
◎道路を裸足で歩く。
2.道具や手足を使えない(失行)
◎一人で食事ができない。
◎着替えにも介助が必要
3.言葉がうまく使えない(失語)
◎意味の通らない言葉をいう。
◎言葉がでなくなる。
4.徘徊
◎家の中を歩きまわる。
◎外出した先から帰れなくなり、歩き回る。
5.失禁・不潔行為
◎トイレ以外の場所で排泄を行う。
◎排泄物がなにか分からなくなり、いじってしまう。
高度で見られる症状
高度のアルツハイマー型認知症は、人物の見当識(年月日・時間・季節・場所・人物などの状況を正しく認識する能力)が進み寝たきりへの移行する段階です。
徐々に大脳皮質の機能が広範囲で失われ、最終的には「失外套症候群(しつがいとうしょうこうぐん)」と呼ばれる状態になります。
これは、眼を動かすが、まぶたは閉じず、身動きひとつせず、言葉を発しない状態を示し、通常はこの状態になる前に肺炎や心不全で亡くなります。
高度で現れる症状は、次のとうりです。
1.見当識(人物)
◎長年連れ添った配偶者の顔が分からなくなる。
◎自分の子供など、身近な人が判別できなくなる。
2.表情がなくなる
◎広範囲に脳の機能障害が進んだ結果、話かけても反応しなくなる。
◎表情を動かさなくなる。
3.摂食障害
◎嚥下障害が進み、介助があっても食べ物を受け付けなくなる。
◎食べ方自体が分からなくなる。
4.寝たきりになる。
◎歩行や座位を保つことが困難になり、寝たきりになる。
◎寝たきりになることにより、症状がさらに進んでしまう。
治療法として、薬物療法では、進行を遅らせる薬を処方します。
また、BPSDなど周囲を困らせる症状に足しては、抗精神薬を処方されたりします。
以上、症状を中心にアルツハイマー型認知症を解説してきました。
なお、この記事を掲載するにあったってネットの情報を参考にして書きましたので、あらかじめご承知してください。
この認知症は、認知症の5~6割をしめると言われております。
主な原因は、βアミロイドという特殊タンパク質が蓄積し、βアミロイドの蓄積により脳内の神経細胞を破壊していきます。
短期記憶(直近の出来事を記憶)を主る海馬から萎縮が始まり、最終的には脳全体が萎縮していきます。
原因となるβアミロイドは、症状の現れる10年程前から始まります。
ある日突然発症するのではなく、徐々に進行していく病気です。
ですから、人によってはβアミロイドが20年潜伏して発症する方もいます。
男性よりも女性の方が、発症しやすいと言われております。
病気の進行は、初期(軽度)、中等度、高度と進行していきます。
初期(軽度)では、身近な人でないと気づかないほど少しづつ出ます。
一番異変に気づきやすいのは、本人で、自分と認識と現実が噛み合わない状態がストレスとなり、不安やうつ状態を引き起こしやすい段階です。
初期の症状は次のとうりです。
1.記憶障害
◎数分前に行ったこと同じ内容を何度も尋ねたり、話しかけたりする。
◎日付や曜日など、年月日が分からなくなる。
2.物取られ妄想
◎通帳や財布、印鑑など見つからなくなり、周りを疑う。その目は主に介護者に行きやすい。
3.うつ状態
◎趣味や習い事に興味を示さなくなる。
◎1日にボートしていることが多くなる。
4.取り繕い
◎忘れていることを繕い、上手くつじつまを合わせをしてその場を乗り越えます。
例)「今日は何日ですか?」という質問に対して、「うーんこの歳になったら日にちも関係ないから」
5.実行機能障害
◎朝の身支度や料理の手順にまごつき、以前よりも時間がかかるようになる。
中等度で見られる症状
「アルツハイマー型認知症は中途度は中等度が一番大変」という人が少なくありません。
足腰が元気のまま、徘徊と呼ばれる一人歩きをしたり、暴れたりするBPSDが最も出やすい次期であること大きな理由です。
この段階では、側頭葉から頭頂葉まで変性(細胞や組織が徐々に変質し、ついには死滅・脱落して機能を失う)し、見当識も一歩進みます。
現在いる場所に加えて今いる場所も分からなくなるために本人の混乱が一層大きくなる時期です。しかし、介護者のケア次第で心の落ち着きを取り戻すことは可能です。
中等度の状態で現れる症状は、次のとうりです。
1.見当識障害(時間・場所)
◎真冬に半そで、真夏に長袖を着たりする。
◎道路を裸足で歩く。
2.道具や手足を使えない(失行)
◎一人で食事ができない。
◎着替えにも介助が必要
3.言葉がうまく使えない(失語)
◎意味の通らない言葉をいう。
◎言葉がでなくなる。
4.徘徊
◎家の中を歩きまわる。
◎外出した先から帰れなくなり、歩き回る。
5.失禁・不潔行為
◎トイレ以外の場所で排泄を行う。
◎排泄物がなにか分からなくなり、いじってしまう。
高度で見られる症状
高度のアルツハイマー型認知症は、人物の見当識(年月日・時間・季節・場所・人物などの状況を正しく認識する能力)が進み寝たきりへの移行する段階です。
徐々に大脳皮質の機能が広範囲で失われ、最終的には「失外套症候群(しつがいとうしょうこうぐん)」と呼ばれる状態になります。
これは、眼を動かすが、まぶたは閉じず、身動きひとつせず、言葉を発しない状態を示し、通常はこの状態になる前に肺炎や心不全で亡くなります。
高度で現れる症状は、次のとうりです。
1.見当識(人物)
◎長年連れ添った配偶者の顔が分からなくなる。
◎自分の子供など、身近な人が判別できなくなる。
2.表情がなくなる
◎広範囲に脳の機能障害が進んだ結果、話かけても反応しなくなる。
◎表情を動かさなくなる。
3.摂食障害
◎嚥下障害が進み、介助があっても食べ物を受け付けなくなる。
◎食べ方自体が分からなくなる。
4.寝たきりになる。
◎歩行や座位を保つことが困難になり、寝たきりになる。
◎寝たきりになることにより、症状がさらに進んでしまう。
治療法として、薬物療法では、進行を遅らせる薬を処方します。
また、BPSDなど周囲を困らせる症状に足しては、抗精神薬を処方されたりします。
以上、症状を中心にアルツハイマー型認知症を解説してきました。
なお、この記事を掲載するにあったってネットの情報を参考にして書きましたので、あらかじめご承知してください。

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