2013年10月05日

福祉用具専門相談員3日目です。

 平成25年10月1日(火) 福祉用具専門相談員講習会3日目が静岡市有料老人ホーム まはえさんで行われました。

 この日の講師は、横山校長(まはえ社長)と三上さん(ショートスティまはえ 施設長)でした。

 まず、横山校長の声掛けにより参加者の自己紹介を行ってから、横山校長より『ノーマライゼーション』のお話しがありました。

 『ノーマライゼーション』とは、障害者と健常者が分け隔てなく普通に共存できる社会こそがノーマル(正常)な状態であるという理念のもと、そうした正常な社会を積極的に創造していこうとする活動や施策、またそのための運動を意味します。

 障害者が健常者と変わらない生活を送るには『バリア(障壁)・フリー(除去)』をしなければなりません。

 バリアー(障壁)には、一般的に「物理的バリアー(車椅子の方や足の不自由な方が、お店の入り口や歩道に段差があって通れないなど物理的なもの)」、「制度的バリア(点字による試験を認めてくれないなど、障害の有無で就職、資格取得が制限されるなど制度的なもの)」、「文化情報面バリア(新聞が読めない、信号がわからない、テレビの内容がわからないなど、情報が得られない事や文化活動の機会が得られないなどの情報面バリア)」、「意識上のバリア(バリアフリーに対する認識不足や高齢者・障害のある方をみて「かわいそう、その毒だと思ってしまうこと。)」の四つがあります。

 この四つのバリアフリーができる社会が『ノーマライゼーション』を実現できる社会であると私は、感じたしだいです。face25

 その後は、三上さんの講義と続きました。

 午前中は、4人づつのグループワークを行い、三上さんから出されたテーマ「福祉用具専門相談員って」を話し合い、その結果を発表
しました。

 そして、お昼はまはえさんのランチです。

             福祉用具専門相談員3日目です。

 今回は、タケノコが入った炊き込みご飯が出ましたがたいへんおいしくいただきました。emoji28face02

 午後一は、食事について行い、トロミが出る粉をお茶に入れて試飲をしました。

 高齢者施設では、飲み込みが悪い人には、誤嚥(間違って気管に入ってしまうこと)を防ぐためにトロミをつけて水分補給をします。

 私も初めて、トロミの粉を入れてお茶を飲みましたが、あまりおいしくない飲み物でした。face07

 しかし、人間は一日に水分を1.5~2L取らないといけないので、飲み込みが悪い高齢者では水分補給をするのは大変です。

 このことからも、高齢者の脱水症が多いことがわかると思います。

 また、普通食とソフト食とミキサー食の食べ比べをしました。

 私は、ミキサー食の魚を試食したのですが、魚の原型を留めておらず、ムース上になったものを食べてみて初めて魚と味が分かりました。

 最後に食事についてグループワークを行って、発表を行いました。

 三日目も色んなことを学びましたが、グループワークがあってとても楽しかったです。face22


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Posted by 久保田さん  at 14:34 │Comments(0)介護

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