2010年06月28日

食べ物から『気』作られるってどうゆうこと?

誰でも知っている事ですが、人間は食べ物から栄養を取っています。

 普段私達は、現代の栄養学的に食べることを考えていますが、東洋医学ではどう考えているのでしょうか?

 「気は生命のエネルギーである」の記事で説明しましたが、自然界は気のエネルギーが巡回しており、それによって人間や動植物が生かされていると考えています。

 人間が食する動植物は、自分の体内で『気』とい生命エネルギーが循環していることで生きているわけです。

 こう考えると、私達の食べる行為は、他の動植物から『気』という生命エネルギーを頂いていることになります。

食べ物から『気』作られるってどうゆうこと? そうなると、その受け皿となる臓器が大切ですね。

 その臓器とは、「胃」にあたります。

 それから、「脾(ヒ)」です。

 脾臓の役割ついて現代医学では、古くなった赤血球や白血球、血小板などの血球成分を壊してその成分を再利用にまわすのがその主な役割とされています。

 東洋医学で考える脾臓は、胃の働きを助け『気』を生成する働きがあると考えられています。

 ここでは、体内の気でも『血(ケツ)』の元となる『営気(エイキ)』が作られます。

 『血(ケツ)』とは、血液のことですね。

 生きていく為に、食べ物からエネルギーを摂取することを東洋医学でも重要視しています。

 これを人間が生まれた後に獲得するエネルギーなので、『後天の元気』と言います。

 これに対して、生まれ持ってあるエネルギーを『先天の元気』と言います。

 『先天の元気』についてはまた別の機会に説明しますが、皆さんもご存知のとうりに、人間は食べれなくなったらしまいます。

 ですから東洋医学では、食べ物から栄養を作る「胃」と「脾」の臓器を大切します。

 これらの働きが、弱くなれば人間は死を迎えると考えています。

 この点については、西洋・東洋医学関係なく、共通した考えで一致すると思います。

 


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Posted by 久保田さん  at 18:12 │Comments(0)鍼灸コラム

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