2022年11月10日

お腹に脂肪が付始めると危険。太ももやお尻の脂肪は、健康増進につながる。

中高年になるとどうしてもお腹周りが気になってしまいます。

 ただ、どこに脂肪が多くあっても、大丈夫なのか?

 わからないこともあります。

 そんな疑問を順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生著の「自立神経を整える名医の習慣」から説明したいと思います。

 『お腹に脂肪が付始めると危険。太ももやお尻の脂肪は、健康増進につながる。』


 人間の体には2種類の脂肪があることをご存知の人は多いと思います。

 それは内臓脂肪と、皮下脂肪。お腹の脂肪多くは内臓脂肪で、太ももやお尻は皮下脂肪です。

 人間の体は脂質エネルギー源として脂肪に蓄え、必要に応じて「脂肪酸」に分解し、エネルギーとして消費していますが、この時の脂肪酸がポイント。

 内臓脂肪の場合、短期間で脂肪酸を溜めたり出したりを繰り返すため、体内に頻繁に脂肪酸が出回って糖尿病や心臓病のリスクが高まるのです。

 逆に皮下脂肪は燃焼しにくく長期間貯蔵されるため、この脂肪酸は出回らないというわけです。

 さらには、内臓脂肪には、インスリン抵抗性を引き起こし、動脈硬化を促進させる炎症性サイトカインという物質も分泌してしまいます。

 一方の皮下脂肪は、食欲抑制ホルモンのレプチンや、血糖をコントロールするアディポネクチンを分泌します。

 つまり簡単に言うと、お腹に脂肪が付過ぎると危険だということ。

 女性にはよく太ももやお尻の脂肪を気にする人がいますが、じつはこれらの皮下脂肪は健康増進につながっているのです。

 以上ですが、いかがだったでしょうか。face17

 お腹のつき過ぎの脂肪は、要注意ですよemoji01



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Posted by 久保田さん  at 12:19 │Comments(0)健康

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