2022年10月13日

認知症予防の王道は、脳の血流を良くすること

 認知症予防の一つに有酸素運動運動があります。

 簡単に言えば、ウオーキングをすればよいのですが、その理由はどこからきているのでしょうか?

 この課題を順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生著の「自立神経を整える名医の習慣」から説明したいと思います。

 『認知症予防の王道は、脳の血流を良くすること』

 認知症は、主に脳卒中とアルツハイマー病によって引き起こされます。

 脳卒中は、血管の障害により脳組織へ十分な血液が送られないことで起こります。

 一方、アルツハイマー病の原因は研究段階ですが、2008年のノースウェスタン大学の研究によると、血流低下によって脳に運ばれるブドウ糖の量が減ると神経細胞を攻撃するタンパク質が蓄積されることが示されています。

 つまり、いずれにせよ認知症は、脳の血流低下によって引き起こされる可能性が高いと考えらるのです。

 私達の血流は加齢によってどんどん低下します。しかし、1日30分程度の有酸素運動によって血流を改善させることができます。

 また、覚えておきたいのが、脳をリラックスさせること。じつは、脳からアルファ波という脳波出ると、血流が30%も増加するという研究結果があります。

 例えば、積極的に自然に触れたり、生活の中に瞑想の時間を取り入れてみたり。ちょっとしたリラックス習慣の積み重ねが、脳の血流をどんどん良くしていくのです。

 その意味では、自然を感じながらできるウォーキングは、肉体的な健康はもちろん、認知症予防にとっても最適な運動といえるのです。

 いかがだったでしょうか?

 ウオーキングの効能は、認知症予防だけは、ありません。

 1日30分程度の早朝のウオーキングは、脳内物質のセロトニンが分泌されると言われています。

 セロトニンは、私達の気持ちを落ち着かせてくれるホルモンです。

 つまり、ウオーキングは、メンタル面でも効果があるのです。

 お金のかからないウオーキングは、まさにお得な健康法なのです。

 皆さんもぜひ、実施してみたらどうでしょうか?face17



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Posted by 久保田さん  at 15:56 │Comments(0)健康

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