2022年01月17日

『怒りは万病の元』

昨今のコロナ禍で、他人に怒りをぶつける風潮があります。

 ただ、怒っりぱなしでは、、相手に何が悪かった理解されず、また自分の体にも悪い影響がでてきます。

 この事を知らずに、周囲に怒る方がいますが、周囲に害があっても自分に益がないことを自覚しない方が多いと感じられるは、私だけでしょうか?

 上記のことを順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生が『自律神経を整える名医の習慣』の中で説明されていますので、今回抜粋して紹介いたします。


 『イライラしていると風邪をひきやすくなり、免疫システムが異常になって癌になる可能性まで高まる。』


 先に「怒りは万病の元と」と書きました。よく風邪やインフルエンザにかかる人は、疲れていたり忙し過ぎたりするからだと思われがちです。

 もちろん、そうした面もあるのですが、実際は疲れているから怒りぽっくなり、忙しすぎるためにイライラしていることが充分に考えられます。

 怒ってイライラすると自律神経のバランスが激しく乱れますが、これにより体内の免疫システムが正常に働きにくくなります。

 なぜなら免疫の中でもっとも働いているのは、白血球ですが、自律神経はまさにこの白血球をコントロールしているからです。

 イライラすることで、交感神経が高まると、まず白血球に含まれる「顆粒球」が増えてきます。

 この顆粒球、普段は細菌などを排除してくれるのですが、増えすぎると体内にある常在菌まで攻撃し、病気に対する抵抗力を弱めてしまうのです。

 加えて、顆粒球は死ぬときに大量の活性酸素を出し、体にダメージを与えることも見逃せません。

 他にも白血球に含まれるリンパ球が減ってしまいます。このリンパ球こそ癌化した細胞攻撃する役目を担っているのです。

 このように、イライラすることで風邪をひくくらいならまだいいですが、重大な病気につながる可能性が高まるので、やはり怒らないことが大切な病気の予防法といえるのです。

 上記のことを理解するのは、怒ることが、相手だけでなく、自分の体にも被害が及ぶことが、理解できます。

 多様性が認められる時代になったからこそ、自分の価値の違うものに怒りで対応するのではなく、視点を変えて冷静に対応するように求められている感じがします。face17



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Posted by 久保田さん  at 15:35 │Comments(0)健康

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