2021年06月15日

お腹に脂肪がつき過ぎると危険。太ももやお尻の脂肪は、健康増進につながる!!

脂肪には、2種類あるのは、皆さんご存知だと思います。

 お腹周りの内臓脂肪と太ももやお尻にある皮下脂肪です。

 今回は、『自律神経を整える名医の習慣』(順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生著)の本から、内臓脂肪と皮下脂肪について解説します。

 人間の体は脂質をエネルギーとして、脂肪組織に蓄え、必要に応じて「脂肪酸」に分解し、エネルギーとして消費していますが、この時の脂肪酸がポイントになります。

 内臓脂肪の場合、短期間で脂肪酸を溜めたり出したりを繰り返すため、体内に頻繁に脂肪酸が出回って糖尿病や心臓のリスクが高まるのです。

 逆に、皮下脂肪は燃焼しにくく長期間貯蔵されるため、頻繁に出まわらないというわけです。

 さらに内臓脂肪は、インスリン抵抗性を引き起こし、動脈硬化を促進させる炎症性サイトカインという物質も分泌してしまいます。

 一方皮下脂肪は、食欲抑制ホルモンのレプチンや、血糖をコントロールできるアディポネクチンを分泌します。

 つまり、簡単にいうと、お腹に脂肪が付き過ぎると危険だと言うこと。

 女性には、よく太ももやお尻の脂肪を気にする人がいますが、じつはこれら皮下脂肪は健康増進につながっているのです。

 以上が本の内容でしたが、お腹に脂肪がついていると、見た目だけでなく、健康にも害を及ぼすことが分かったと思います。

 因みに、この内臓脂肪を改善するには、ウオーキング等の有酸素運動が効果があると言われております。

 人生100年時代と言われておりますが、健康についても自ら設計する時代が来ております。

 お腹周りに脂肪がついている人は、改善策を考える機会にしていただければ、幸いです。face17


 


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Posted by 久保田さん  at 15:52 │Comments(0)健康

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