2012年01月25日

新しい鍼 整体師さんと接骨院の先生に人気!!

 平成24年1月22日に静岡県鍼灸学術研修会の講習会が静岡県教育会館で行われ、出席しました。

 今回は、浜松大学 健康プロディース学部 健康鍼灸学科の准教授 中澤寛元先生による『新しい鍼の形』講演が行われました。

     

 皆さん方は、鍼をイメージするときには対外に“鍼をする時に痛いだろう”と思う人が大半だと思います。

 実際は、注射針よりもかなり細く、刺すときに痛くないように工夫されています。

 そんな工夫していても、この“鍼をする時に痛いだろう”というイメージは消えて無くならないのが現実です。

 これが我々鍼灸師の永遠のテーマなのです。

 それならばと痛くないように「刺さない鍼を作ればいいのではないか?」と開発された商品が下の写真の物です。

     

 以前にもブログで紹介しました。

 バンソコウに針がつけてあるのですが、めくってみると細かくて針の先が見えません。

 手の合谷のツボに張ってみると、小さな突起物が皮膚にあたった感じがします。

  

 さて、刺さない鍼が開発されたので、鍼灸師にとって朗報かといえば、そうでなく・・・・

 開発した方の話では、聖体師さんと接骨院を経営する柔道整復師さんの問い合わせが多いとか。

 体に刺す鍼は、鍼灸師の免許が必要になりますが、刺さなければ免許がいらない。

 皆さんは、エステなどで耳ツボダイエットを経験されたことがあるかもしれませんが、耳にあるツボを刺激するものは、皮膚をす刺激する物をしようしているのは、知っていると思います。

 消して、耳の中に針を入れるものは使用してはいないと思います。

 そうすると、鍼灸師の免許が必要になるからです。

 今までは耳だけでしたが、今後は全身に使われる針が出てきました。

 でも、私はこれで、鍼が広まってくれるなら良いと思います。face01

 鍼灸師は、他に負けない技術を高めてこその鍼灸師だと思っていますから。

 でも、ニーズを作れば、そこに新たな競合相手が出てくるのが現実だなとしみじみ今回思いました。face17

  


Posted by 久保田さん  at 14:30Comments(0)鍼灸コラム