2015年06月02日
小さな会社を強くする引き算の戦略とは?

平成27年5月27日(水)に静岡市産学交流センターのセミナーがペガサート6階であり、行ってきました。
今回は、『ちいさな会社を強くする引き算戦略』と題して、静岡県県立情報学部教授の岩崎邦彦先生の講演が行われました。
講演の内容としては、「小さい企業ほど、何かに絞って、特化することで伸びていく」というお話しでした。
まず、初めに「良い商品が多々あるのに売れない。」、「機能がたくさんついているのに売れない。」と言う企業が多くなっている。
ただ消費者からみると機能が多い商品は、『使いにくい。』となってしまう。
また、食堂でラーメン、うどん、そばをメニューにしていあるお店は、色とりどりにメニューがあるが何がおいしいのかわからず、個性がわからず、特化しにくい。
そして、企業においては、たくさんの物を作ると、経営資源が分散してしまう等々。
21世紀のマーケット戦略は、横に拡大する方法(機能を付加する方法)でなく、一つのことを深く掘り下げて、特化することで集客する時代である。
例えば、スターバックスは、創業当初は、コーヒー、紅茶、スパイスを売るお店だったのが、ブランドに変わるときにコーヒーだけに特化した。
また、QBハウスは、10分間で髪をカットすることで、後の理髪店で行うサービスを削ったために特化することができ、集客ができた。
このように、脱総合し、自らの強みを磨き、特化することが認知され、成長できる時代になるのではないか。
しかし、引き算には「良い引き算」と「悪い引き算」があり、「良い引き算」は新しい価値を生むもの。「悪い引き算」は価値を生まないものである。
また、引き算の条件は、ぶれない軸があること。=明快なコンセプトがある、土台がしっかりしていること(技術、知識、知恵を絞る。)
そして、まとめの言葉として、「引き算することによって、本質的な価値が引き出され、顧客を引き付けることができる。」と締めくられました。
以上、今回のセミナーを私なりにまとめてみました。

勉強になりました(^^)
良いセミナーに出席されて良かったですね。
因みに今回のセミナーは参加費無料でした。
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