2024年09月23日
お気に入りの本『付加価値の作り方』

今回紹介するお気に入りの本は、『付加価値の作り方』(著 田尻望)です。
まず、「価値」とは、お客様(相手)が感じる(決める)ものである。
つまり、これを使うと便利。思った自分になれるなど・・・。
そして、「付加価値」とは「お客様のニーズを叶えるもの。」
ビジネスで重要なのは、「自社で仕入れたものの価値に対し、どう付加価値を作り上げるのか。それをどうやってお客様に買ってもらい、使ってもらうか。そして、最後に、いかにその商品・サービスの価値、付加価値を感じてもらえるか」です。
付加価値を作るためにはこれらを考える必要があります。
そして、価値を理解しないことは利益がでないダメな行為であると言っております。
その例をして、ある大手家電メーカーで「洗浄力ナンバー1」と謳った洗濯機の開発をしことを上げております。
洗濯機の開発第1のポイントとして「洗浄力」を挙げ商品・ホームページ洗浄力に関する情報を載せる広告をしました。
ただ、「洗濯機の洗浄力」に困っているという悩みを聞いたことは、ほとんどの人はなく、洗浄力が求められるのは「洗剤」であり、むしろ現代の洗濯機に求めらるのは、洗浄力よりも「洗濯・乾燥の容量」・「乾燥機能」・「運転音が静か」・「節水・節電の機能」・「部屋やライフデザインに合わせたデザインなどです。
つまり、顧客が求めている価値を見誤ってムダな高機能を搭載した洗濯機を開発してしまったのです。
そうすると、その洗浄力ナンバー1の洗濯機は顧客が求めているものではないので、まったく売れない赤字商品になってしまいます。
ただ入れないだけでなく、そこにかかった原価やそれに携わった人の時間(つまり命)までムダにしているのです。
一般的にお客様が商品・サービスを買って「ありがとう」と言う場合、支払うお金よりも価値の方が高い場合言うのです。
ただ先保母の洗濯機のように お客様が求めていない高機能を付けたとしてもお客様が価値を感じるられず、これは付加価値と言えないです。
その付加価値ですが、最小単位は、“感動”であり、人は自分が感動したことに付加価値を感じてお金を払うのです。
ただ、付加価値のついた商品を売る場合でも注意が必要で、売れない人は「特徴」を語り、売れる人は「利点」を語る。
特徴の主語は、「私達メーカー」です。利点の主語は「お客様」です。
つまり、お客様の感じるメリットを提示し、それを実感して頂くことで、高価格で買っていただき、尚且つ「ありがとう」と言われることで、企業
に利益が生まれ、そこに携わった人達のコスト(つまり命)も満たされる。
つまり、企業は「働く人の命が生み出す付加価値を最大化する」 ことが大事だと解説しております。
いかがだったでしょうか?
もし、興味がありましたら、読んでみてくだい。
