2016年03月26日

新時代の商品開発

 平成28年3月16日(水)にSOHOしずおかのセミナーがペガサートであり、行ってきました。

 今回は、『新時代の商品開発 -ユーザーイノベーション入門ー』と題して阪南大学 経営情報学部の水野学教授の講演がありました。

 ユーザーイノベーションとは、ここ十年で研究されてきて、まだ研究者は少数だとか。

 昨今、イノベーションという言葉をよく耳にします。

 イノベーションとは、技術的革新にて新しい価値を生むことと感じますが、実際は既存の者と既存の物を合わせて新しい価値の物を作り
だす事を示すそうです。

 そこにユーザー(商品の使いて)がつくと、ユーザーイノベーションとは、商品の使い手が既存のある商品を工夫して新しい価値を作ることを示します。

 簡単な例でいえば、『デコクロ』ですね。

 これはユニクロの商品をデコレーションして自分好みの新しい服を作ることを示しています。

 女性でしたら、無地のセーターに花柄のアクセサリー等をつけたりとか・・・・・

 実際雑誌の特集に取りあげられるぐらい人気があるそうです。

 因みに、このデコにあたる部分のパーツは主にユザワヤという企業が作っているそうで、大都市ではユザワヤのお店は必ずユニクロの近くにあり、売上を伸ばしているとか・・・

 近年は、モノ余りと価値感の多様化もあり、企業でもこの現象を商品開発に利用している企業もあるそうです。

 例えば、先のユニクロは、スマホのアプリを利用して、自分独自のオリジナルなTシャツを作れるサービスを始めているそうです。

 このように、近年はユーザーのカスタマイズにより、新しい価値が生み出されており、それに目をつけて商品開発に結びつける企業が出ているそうです。

 ですから近年の消費者は商品の機能に目を向けているのでなく、商品を通じて情緒的な満足を得ることに変化している感じがします。

 今回、世の中の移り変わり知ることができ、勉強になりました。face01

 また、セミナーに参加したいと思います。face17

  


Posted by 久保田さん  at 16:48Comments(0)院長の独り言