2010年06月02日
f-Biz活用法 新規事業の仕掛け方

平成22年5月29日(金)にf-Biz(富士産業支援センター)のセミナーが富士市中央図書館分館1階で開催され、参加しました。
先月は、確かチャレンジセミナーでしたが、今月はビジネスピンポントセミナーとなっており、明確な違いは分かりませんが、スケジュールの調整がついたので、聴講に行きました。
今回の講師は、f-Biz(富士産業支援センター)センター長の小出宗昭(上の写真の方)さんです。
小出さんは、知っている人は知っていると思いますが、初代のSOHO静岡インキュベーションマネジャーだった方であります。
小出さんのお話は、今年富士市で行われた商店街のセミナー以来、2回目の聴講となります。
冒頭から「人は、理由がないとアクションをおこさない。」から始まり、実際に関わった事例のお話をされました。
最初に例に上がったのは、試作品を製作している(株)司技研さんのお話。
試作品を3日できる自社の強みを活かし、それをどう知らせていくかを解説されました。
「どんなにいいものでも、相手にわかりやすく伝えていかなければ、仕事はこない」と小出センター長が話され、そこから試作品を3日できるサービスの分かりやすいネーミングやそれを宣伝する手法をお話されました。
そして、その技術を必要としている所の新規ニーズの開拓。
今回は、クラッシックカーを愛用している人が悩んでいる車の部品がないことに目をつけて、部品を試作する歌い文句にメディアの宣伝したことを紹介されました。
もう一つの事例は、マツムラ製茶さんのお話。
音楽の祭典朝霧ジャムに毎年出展しているが、まったく売れないので相談に来たとのこと。
音楽を聴きに来ている人に、お茶に富士山のパッケージでは、売れないと判断。
音楽ファンにあったお茶を作れば売れると思い、パッケージを音楽ジャンル別に作り直し販売したところ、完売したとお話がありました。
この事例を通じて、「見せ方で売れ方が違う」と小出センター長が強調。
他にも林製紙さんの日本一怖いトイレットペーパー『ドロップ』のお話がありましたが、これについては、6月6日(日)にチャレンジセミナーとして、トイレットペーパーにホーラー小説を書いた作家の鈴木光司氏を招いてロゼシアターでセミナーが開催されます。
また、そのセミナーに行って、詳しいお話を聴講してきたいと思います。