2009年08月07日
お気に入りの本『好かれる話し方 嫌われる話し方』

この本は、三笠書房の知的行きかた文庫の本である。
この知的行きかた文庫は、安価の値段ではあるが、知識がいっぱい詰まった本が多く、私の好きな文庫でもあります。
今回紹介する本は、『好かれる話し方 嫌われる話し方』というタイトルがついた本です。
著者は、話力総合研究所・所長の永崎一典(ながさきかずのり)さんという方です。
私自身話し上手ではないので、勉強になるように購入し、読んでみたしだいです。
この本の中で、好かれる話し方に欠かせない「心の持ちよう」についてされており、やはり話の内容も大切だが、心の持ちようで相手に伝わることが違ってくることに興味を持ちました。
その話す時の「心の持ちよう」について、本から抜粋して紹介したいと思います。
①“マイナス”面にこだわらりすぎない。
明るく、マイナス面にこだわりをもたないこと。ものごとを肯定的に見ること。ものごとを楽観的に見る人は、当事者だけでなく、周りの人まで楽しくする力をもっているものだ。楽観性は対人関係を明るくする元火のようなものだ。
②どこまで自分を“オープン”にできるか
人間は、わからないものに対しては相当な警戒心をもつものだ。「何かあるぞ」と思うと、気楽につき合うわけにはいかない。だから、力まず自分の素直にだせばよい。包み隠しがなく、気さくな人とは楽しくつき合える。
③自分を“実力以上”にも“実力以下”にも見せなるな。
必要以上に卑屈になるものも息がつまるが、自分を過信する尊大な人とも自然なつき合いはできないものだ。どんなにつくろっても自分を実力以上にだせない。自分のよさも素直に認めたらよい。そのほうが相手は誠実さや好意を感じるものだ。
④自分が苦しいときでも、“他人の立場”に立てるか
安井かずみさんが自著の中で、「ガンをいただいて、人の痛みがわかったことのありがたさ」と書いている。人の痛みがわかるということはこれほど難しいことなのかもしれない。だからこそ共感できる人は他人の立場にたてる人であり、他の痛みがわかる人なのである。ゆえに他人から好かれるということになるのだろう。
⑤時に「目をつぶる」やさしさがあるか
人間はみな不完全なものなのに、ともすると他人のアラやマイナス面だけが気になってしまう。お互いに無力な者同士が肩を寄せ合っていきているのだから、多少のことは目をつぶって許しあうようになりたい。寛容で、度量が広く、何事にも善意にとることのできる人は貴重な存在だ。尊敬に値する、こうゆう人こそ好感度抜群となるだろう。
⑥目先のことだけに気持ちを“沸騰”させるな
衝動的な動きを抑えられること。ものごとを広い視点から見ることができ、真偽、善悪、美醜などの判断ができる人が歓迎される。自分の考えに固執したり、目先のことだけを考えてりう人は自らの弱さを暴露しているようなものだ。感情コントロールができないということは、自分の世界を自ら狭くしているようなものである。
⑦とにかく“パワフル”な人に惹かれる。
忍耐力が強く信念に生きる人、使命感に燃えている人は、頼もしく、自然と人が寄ってくる。周りの人まで元気が出てくるからだ。人間はパワーのある人のもとに集まるものだ。
⑧最低限、これだけの“約束”は守る
どんなときでも言行一致の人というのは信頼される。安心してつき合えるからだ。約束したことろ途中で棄権しない、時間に遅れない、期日を守ることなど、身近なことに気を配ること。
⑨「軽いノリ」は意外に嫌がられる。
軽薄な言動がなく、人間的に深さを感じる人、人柄のよさ、品位を感じる人、人間的な魅力をもった人には誰しも一目置かざるを得ない。人間的な重圧感は、魅力の最たるものだ。
⑩自分自身の“身のほど”を知ること
自分が何者であるかをしっかりと知っていない人は怖い。自分ではできないことをできると思い込むこともあるからだ。分をわきまえておけば、恥をかくこともないし、人から認められるというものだろう。
以上、本の中の一文を抜粋させていただきました。少し長くなりましたが、参考になる点があったら参考にしていただいて、日々の生活に役立ていただいたいと思います。