2020年05月11日

新型コロナウイルスで心配になる高齢者のフレイルとは?

 新型コロナウイルスウイルスが蔓延している昨今、政府より不要不急の外出自粛の要請が出ております。

 また、医療崩壊や介護サービス(主にディサービス)の期間閉鎖の問題なども取り上げられるようになりました。

 自宅にじっとしている機会が多くなると、活動量も減ってきます。

 そこで、家族の体力低下が心配になってくると思います。

 話は変わりますが、新型コロナウイルスで様々な横文字が報道されています。

 よく聞くのは、クラスター(感染者集団)やオーバーシュート(感染症の爆発的な感染拡大)等。

 そして、今回話題にするのは、フレイルと言う用語です。

 わかりやすく言うと「加齢により心身衰えた状態」を言います。

 最近、新聞の健康の紙面では、よく見かける言葉です。

 厚生労働省研究班の報告では、「加齢とともに心身の活力(運動能力や認知能力)が低下し、複数の慢性疾患併存の影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性出現した状態であるが、一方で適正な介入や支援により生活機能が可能な状態像」とされており、健康な状態と日常生活のサポートが必要な介護が必要な状態の中間の状態を意味する用語となっています。

 要約すると、高齢者の多くは、治しがたい慢性疾患を持っており、また活動量減少により、生活機能が低下しやすいが、レベルが落ちたところで、支援が出来れば、生活機能(運動機能も含めて)低下を防止できる。

 ただ、フレイルをそのまま状態にすると、生活機能が落ち、病気になりやすい状態になってしまいます。

 まさに、新型コロナウイルスでウイルスで活動量が減少する今、考えておく、リスクなのです。

 ただ、ここで大事なのは、ご本人の自覚が大切で、自宅の外に出なくても、目的を持って生活できるかが大事だと思います。

 すべてを他の人任せにする人は、人生の目的があまりなく、自然と活動量が少なくなり、本当の要介護状態になります。

 外に出られな今こそ、ご自分の生活を見直すよい機会かもしれませんね。face17




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Posted by 久保田さん  at 15:31 │Comments(0)院長の独り言

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