2020年04月27日
お気に入りの本『一切なりゆき』

今回紹介するお気に入りの本は『一切なりゆき』です。
皆さんはご存知でしょうが、この本は、昨年一番売れた本で、100万部以上売れた大ベストセラーの本です。
本の内容は、雑誌の取材等で、樹木希林さんがインタビューを受けた時の師玉のメッセージが掲載されております。
その内容の一部を紹介します。
“きょうよう”があることに感謝しながら・・・
最近の私は、“きょうよう”があることに感謝しながら生きています。教養でなく、今日、用があること。
神様が与えて下さった今日用を一つずつこなすことが日々の幸せだし、最後には、十分役目を果たした、自分をしっかり使いきったと いう充足感につながるのではないかしらね。
『幸せというのは、「常にあるのもの」ではなくて自分で見つけるもの』
どうやったら他人の価値観に振り回されないか?「自立すること」じゃないでしょうか?自分は何をするべきか、自分の頭で考えて自分で動く。
時に人に頼るのもいいかもしれないけど、誰にも助けを求められない時にどうするかくらいは考えておかないと。
もっと言えば、その状況をおもしろがれるようになるといいですね。幸せとは「常にあるもの」でなくて「自分で見つけるもの」。何でもない日常や、取るに足らないように思える人生も、おもしろがってみると、そこに幸せが見つけられるような気がするのです。
以上2つの内容を掲載しましたが、この本を読んで感じたことは、人生に起きる良いこと悪いことを含めて人生であり、失敗を含めて人として成長する。
つまり、人生で起きた不幸も含めて、生きていく。そんな樹木希林さんの覚悟が感じる一冊なので、共感を呼びベストセラーとなったのではと推測されます。
気になった方は、書店で手にしてください。
