2015年10月27日
f-Bizセミナー「素材とデザインで市場を拓く」に行ってきました。
先週の火曜日(平成27年10月20日)に久しぶりにf-Bizのセミナーに行って来ました。
今回は、「素材とデザインで市場を拓く」と題して、株式会社能作 代表取締役 能作克治氏の講演が行われました。
能作と言う会社は、富山県高岡市にあり、地域産業でもある鋳造を技術をもつ鋳物メーカーであります。
克治氏が婿として後をついでから、従業員7名から100名にまで成長した現在までの歩みを講演されました。

内容としては、克治氏が後をついでから、自社製品が良くなったことを問屋さんに褒められ、それがきっかけで様々な展示会に自社の製品を出品したところその製品については関心はもたれなかったものの、それを政策した技術を評価した企業と取引をするようになります。
その代表的なものが、左のパンフレットの鈴です。
これ自体は、お店においても売れなかったのですが、お店の店員さんに勧められて、鈴を応用して風鈴を制作したところ、大ヒットしたそう
です。
克治氏曰く、商品開発は購入者の声より、お店で売っている人の声を聞いたほうが、間違えないそうです。
そして、日本より海外の方が金属に関して文化根付いていると思った克治氏は海外展開をします。
この時に、気をつけたのは、海外の文化を知しって商品開発を行うといことです。
具体的にいうと、同じ製品でも、日本人がこのむ色と中国人やヨーロッパで好まれる色が違うこと。
このことを理解しないと、海外で評価されないといことです。
会社を大きくした克治氏ですが、その原動力になっているのは、地元産業に対する愛だと感じました。
そして、物を作る職人としての信念とを取引先の意見を聞く柔軟さが感じとれました。
自分の信念を持ち、尚且つ他人の意見もしっかりと受け入れる。
これは、なかなかできることではありません。
でも、「そんな人がこれから活躍する社会になるんだなとー」と感じたセミナーでした。
