2013年09月14日
お気に入りの本『看板のない居酒屋』

この本の著者である岡村佳明さんは、県内に居酒屋を6店舗(奥様の店をいれると7店舗)の居酒屋を経営している岡むら浪漫の代表であります。
ユニークなのは、宣伝はしない、そして全店看板がなく、しかも入口がわからないそうです。
それなのに、なんでお客さんが入るのか?
その秘密を本では、解説しております。
本の始まりは、母上の居酒屋を始めた頃の話から始まります。
岡村さん自身もウィンドサーフィンに夢中になり、35歳まで半ばニート状態であったとか。
母上のお店を手伝いながら、毎日海に出かけていたそうです。
そんな岡村さんですが、65歳になった母上が店の改築することを決意したことをお店のお客さんに愚痴っぽく言ったときに、『お母さんは、お前の将来のことを心配しているのが分からないのか』と諭されたことがきっかけで、本気スイッチがはいったとか。
理想の居酒屋を目指して、全国の居酒屋めぐりをしたときにあることに、ある居酒屋につい足が運ぶことに気がつきます。
その理由を考えたときに、そこのスッタッフに会いに行きたいから通っていることに気づきます。
そのことと、母上がいつも言っていた「あんたが好かれる人間になったら、周りの人は寄ってきてくれるんだよ。」と重なり、これが岡村さんの経営信条になっていきます。
本のなかで、「人気は一瞬」でも「人望は一生」とか、「商売繁栄」より「自分繁栄」、人の成長は「自喜力」より「他喜力」などタイトルがあり、それぞれ納得する内容になっています。
大まかに言いますと、“宣伝はしない、そして全店看板がなく、しかも入口がわかない”それでもお客さんが入るお店とは、人間力のある店員がいるお店であることが、この本でわかりました。
みなさんも、時間がありましたら、読んでみてください。
