2013年04月30日

『部下のやる気を“ギュ”と引き出すコミュニケーション術とは?』

 先週の金曜日(平成25年4月26日)に、SOHOしずおかのイノベーションセミナーがペガサート5階で開催され、行ってきました。

 講師に酒匂光晴(さこうみつはる)氏を迎え、『部下のやる気を“ギュ”と引き出す 社内コミュニケーション活性化術』と題して講演がおこなわました。

 まず、酒匂氏から最近の若い人達は、競争原理が通用しなくなってきている。

 特に、同世代の競争を拒否する傾向にあるのだとか。

 背景には、少子化の影響があり、上の世代との関係が薄い分、同世代を大切にする傾向があるそうです。

 そうした中、頑張らない社員には競争でなく「君だから」と言えば、心が動くんだそうです。

 だから、総じて現代の若手社員には、結果を求めるでなく、結果を出せる能力を求め、支援する時代となってきている。

 部下のとの関係は、なによりまず“信頼”が大切であり、その上で良好な関係を築く5つのStePを紹介されました。

 SteP1:自分を知る⇒まず自分が他人からどのようにみられているのか、確認をする。

 SteP2:部下を知る。

 SteP3:部下に合わせたコミュニケーションを取る。

 SteP4:部下を想い、愛情を持つ。

 SteP5:成長を願い、褒め、引出し、教え、叱る。(叱るときには、役割に対して叱る。個人を叱ってはいけない。)
 また、やる気があるがスキルの低い社員にはティーチング、やる気がありスキルも高い社員にはコーチング、スキルが高いがやる気がわかない社員にはカウンセリング、やる気とスキルが低い社員にはコンサルティングを行うと良いそうです。

 そして、酒匂氏氏より「中身のないものは、周りに伝わらない。」と言われ、若手社員には、まずビジョン(夢)を言う。(社会にどのような価値や影響を与えられるか熱く語る)

 次にミッション(役割)を明確にする。(一人一人の適正に応じた役割の定義を)

 そして、期待を込めて評価する。(叱ることより、褒めることで人は成長する。)

 以上が講演の主な内容でしたが、講演最初に隣になった方に自己紹介をしたり、そのペアになった方とまた違うペアの方と自己紹介していただいた方を紹介するなどがあり、講演終了してから互いに名刺交換をしました。

 コミュニケーションは難しいものですが、同じ講演に出席された方と名刺交換できたことは、貴重な時間でもありました。face17
   


Posted by 久保田さん  at 18:25Comments(0)院長の独り言