2010年08月02日

お気に入りの本『PHP 8月号 あきらめない』



 

 おなじみPHPの今月号でございます。

 今号の特集は、なんと“あきらめない”であります。

 どんな内容になっているのか興味をもち、購入しました。

 ページをめくってみると九十九歳医師の日野原重明氏、医師の鎌田實氏、元宝塚歌劇団月組みトップスターの真琴つばささん等の原稿載せてあります。

 この中で、医師の鎌田實氏と真琴つばささんは、大学医学部または宝塚音楽学校に進学することを親から反対されながらも、どうしても自分の夢をあきらめきれずに、自分で『どうしたら実現するのかを考え・行動して、実現した』自らの体験談を紹介しています。

 今号で一番印象に残ったのは、作家三浦紀夫さんの原稿でした。

 『途方もない壁にぶっつかったら、素直に、客観的な目的で自分を眺めてみましょう。いったん乗り越えると、道は無限に広がります。』とコメントをのせてあります。

 例の一つとして、中古買取りのガリバーインタナショナル会長・羽鳥兼市さんの話が掲載してありました。

 羽鳥さんが三十五歳のときに、詐欺にあい、当時経営していた板金塗装の会社を倒産させてしまったそうです。

 債権者に家財道具まで持ち出され、無収入になり、三億円の借金が残った。

 何かしようと考え、自宅の店舗を改装して中古車の販売を始めようと中古車を2台仕入れたけれどもやる気が起こらない。

 そんなとき店にやってきた怖いお兄さんが「ここは羽鳥がやっていた店だろう。羽鳥一家は夜逃げをしたんだってな」と言われ、世間からそう見られているのならば、これ以上恥ずかしいことなんてなにもない。死にもの狂いで仕事をしよう。

 そう考えて、仕事を突き進み、三年後に倒産時の借金を返済したとう実際の話。

 次の例は、御自分の娘さんが小学校のときに不登校になってしまった時に、将来を心配して奥さんが中学校に上がった娘さんに勉強を教えた話です。

 勉強ができず母に当り散らす娘に我慢をして教えつづけるうちに、中学卒業するころには、自力で勉強するようになり、後年東京大学に進学するという話。

 今号を読んでいると、自分の思いをなんとか実現しようと強い意志とそれを実現するためのプロセスを考え、実行する。これが組み合わさって、協力者が表れ、現実になると感じました。

 また、興味がある方は、一読してください。  


Posted by 久保田さん  at 15:32Comments(0)院長の独り言