2009年10月30日
平成21年11月 休診のお知らせ
◇◆◇平成21年11月の休診のおしらせ◇◆◇
◎11月11日(水)通常営業日ですが、ケアマネージャーの研修の為、休診とさせていただきます。
◎11月17日(火)~11月21日(土)まで、ケアマネージャーの研修の為、休診とさせていただきます。
以上間違えないようにお願いします。
◎11月11日(水)通常営業日ですが、ケアマネージャーの研修の為、休診とさせていただきます。
◎11月17日(火)~11月21日(土)まで、ケアマネージャーの研修の為、休診とさせていただきます。
以上間違えないようにお願いします。
2009年10月27日
認知症の方と対話することは大切です。
ケアマネージャーの講習を受けた時に、講師の先生が在宅で介護を受けいてる認知症の方と家族の状態について、お話をしました。
多くの家族の方は、できるだけ認知症の方に静かにしてほしいので、あまり会話をされないそうです。
認知症の方は、物忘れ他に周辺症状として、普通の人とは違うことをします。
また、お話しても何回も同じことを話され、それが延々と続くので、聞いているのが嫌になってしまいます。
なかには、以前の親のしっかりとした姿と違ってしまったことに、落胆される方もいるので、家族のストレスもいつ終わるかわか
らない介護に疲れてしまい、認知症の方と話すことも嫌になってしまうのかもしれません。
そんな話を聞いて家に帰り、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の“脳のアンチエイジング”を見てはっと気がついたことがありました。
それは、司会の茂木健一郎さんと住吉美紀さんが、光トホグラフィという装置をつけて実験を行ったときです。
実験内容としては、三種ありました。
①住吉美紀さんが茂木健一郎さんに一方的に話をし、その時茂木さんは話を無視してパソコンをしている。
②住吉美紀さんが茂木健一郎さんに話をしているときに、茂木さんは住吉さんの話をうなずいて聞いている。
③住吉美紀さんが茂木健一郎さんに話をしているときに、茂木さんは返事をして会話をする。
さて、実験の結果は、①では脳の活性化は見られませんでしがた、②と③では脳が活性化したのです。
これは、認知症の方にも使えるのではないかと考えました。
認知症の原因は、脳の老化によるものです。
脳の老化は神経細胞のネットワークの縮小や消滅することで起こります。
だとしたら、脳を活性化させ、神経のネットワークを密にするれば、老化は防げるを思います。
この脳の老化を防ぐ一つの方法として、“うなずき”を入れながら話を聞く、或いは会話が挙げられるのではないでしょうか?
とかく認知症の方の会話は、つじつまが合わないのでたいへんですが、会話をするのがたいへんならば、話に対して“うなずく”だけで、脳が活性化するのなら試してみる価値があると思います。
多くの家族の方は、できるだけ認知症の方に静かにしてほしいので、あまり会話をされないそうです。
認知症の方は、物忘れ他に周辺症状として、普通の人とは違うことをします。
また、お話しても何回も同じことを話され、それが延々と続くので、聞いているのが嫌になってしまいます。
なかには、以前の親のしっかりとした姿と違ってしまったことに、落胆される方もいるので、家族のストレスもいつ終わるかわか
らない介護に疲れてしまい、認知症の方と話すことも嫌になってしまうのかもしれません。
そんな話を聞いて家に帰り、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の“脳のアンチエイジング”を見てはっと気がついたことがありました。
それは、司会の茂木健一郎さんと住吉美紀さんが、光トホグラフィという装置をつけて実験を行ったときです。
実験内容としては、三種ありました。
①住吉美紀さんが茂木健一郎さんに一方的に話をし、その時茂木さんは話を無視してパソコンをしている。
②住吉美紀さんが茂木健一郎さんに話をしているときに、茂木さんは住吉さんの話をうなずいて聞いている。
③住吉美紀さんが茂木健一郎さんに話をしているときに、茂木さんは返事をして会話をする。
さて、実験の結果は、①では脳の活性化は見られませんでしがた、②と③では脳が活性化したのです。
これは、認知症の方にも使えるのではないかと考えました。
認知症の原因は、脳の老化によるものです。
脳の老化は神経細胞のネットワークの縮小や消滅することで起こります。
だとしたら、脳を活性化させ、神経のネットワークを密にするれば、老化は防げるを思います。
この脳の老化を防ぐ一つの方法として、“うなずき”を入れながら話を聞く、或いは会話が挙げられるのではないでしょうか?
とかく認知症の方の会話は、つじつまが合わないのでたいへんですが、会話をするのがたいへんならば、話に対して“うなずく”だけで、脳が活性化するのなら試してみる価値があると思います。
2009年10月26日
お気に入りの本『プロフェショナルの脳活用法』
この本は、私の好きなテレビ番組であるNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の100回記念スペシャル番組の出版化して出来た本です。
私は、この番組をほぼ毎週見ており、番組に登場するプロフェッショナルたちの仕事への取り組む姿勢や思いなどを聴き、勉強しています。
さて、この本は人生の困難なことにも乗り越えられるように、番組に出演したプロフェッショナルたちの言葉を引用して、茂木健一郎さんが脳科学的に解説をしています。
プロフェッショナルが体当たりで体験した言葉は、重たくそれだけで説得力があります。
その上に茂木健一郎さんが、脳科学的に解説しているので、本を読んでいて「そうなんだ」と納得させられます。
また、本の内容が人間の性質について脳科学的に解説してあるので、人生の指南書ともなりそうです。
本の内容の一部を紹介しますと、人間はセキュアベース(安全基地)がないと外で活躍出来ないそうです。
つまり、安全な居場所があって始めて、思い切って外で活躍できるのです。
これを一般に方にあまるなら、安定した学校や家庭があって、仕事やスポーツに活躍できると解説しています。
また、困難なことから抜け出せない状態にある方は、一読してみたら何かの参考になると思います。
2009年10月23日
富士川駅内にある生け花(3)
今回が3回目となる富士川駅内にある生け花を紹介です。
花ってすごいいなと思うことは、花のことを全く知らない私でも、一瞬の内にとりこにしてしまうことだと思います。
今回もひと目みて、「あ、きれいだな」と感じました。
花の好きなひとは、枯れてしまうことがわかっていても、花を育てます。
私から見たら枯れてしまってまた買うのは、生産性が低いと思ってしましますが、花が好きな人は一時の花の美しさに心を和ませているから育ているのではないか思うのです。
その方にとっては、お花は心の潤いをもたらす存在なのかもしれません。
そう考えると、心の潤いがなければ、人生楽しく過せないのかなと感じます。
私は、患者さんの心に希望を持ってもらえる治療者になりたいと希望をもっています。
私事をながながといってしまいましたが、しばし写真を鑑賞してください。
2009年10月20日
病気の原因は、自己の不節制の報いである。(3)
さて、今回も病気の原因を鬼神から気に変わる歴史の変化をお話します。
前回は、鄭の国の子産(しさん)という賢人のお話をしました。
この子産という方は、「春秋左氏伝」という書物の中で出で来る方なのですが、今回もこの書物から初期の医師の姿を紹介したいと思います。
子産より少し後に出てくる西方の秦の国の医者、和(か)という方のお話です。
和が晋の平公が病気になり、診断をしたとき、和は「鬼による(祟り)でなく、食べたものでなく、(女色に)惑って志(こころ)を喪失した診断したのです。
ここでは、鬼による祟りという病気の原因もあると肯定しながらも、女色に節度がなかったために心の病気になったことを主張しています。
また、彼は女色についてこんなことを言っています。
「女性は陽たる男性に付き従うものですから(この場合、女性は陰)くらい夜のときにこれを用いますと、体内に熱(陽)を生じ、心が惑わされ乱れるのです。」とも言っています。
これは、節度のない性生活をすると精神病になると言っています。
また、夜は陰であり、そもそも静かに休むものである。それに反して女色にふけることは、体を休ませなければ活けない時間に体を近い陽であるエネルギーを放散することは、病気になると解説しています。
つまり、一日の生活リズムを大切にして、休む時間にエネルギーを使いすぎてはいけないと解いています。
話はか変わりますが、中国の古い医学書には、必ず房中術(ぼうちゅうじゅつ)が出てきます。
この房中術は、性生活の指南書です。
性生活の指南書と言えば、卑猥に感じますが、欲に任せた行動を戒め、心も身体も健康になる実践書なのです。
つまり、中国では節度ある性生活も健康を保つ上で、必要と考えています。
色んな物がそろっている現代に住む私達は、時に欲が先行した行動をとりがちになります。
このような行動はいけないと、古代に中国ではすでに言われていたことに、中国伝統医学に凄さがあるよに感じます。
前回は、鄭の国の子産(しさん)という賢人のお話をしました。
この子産という方は、「春秋左氏伝」という書物の中で出で来る方なのですが、今回もこの書物から初期の医師の姿を紹介したいと思います。
子産より少し後に出てくる西方の秦の国の医者、和(か)という方のお話です。
和が晋の平公が病気になり、診断をしたとき、和は「鬼による(祟り)でなく、食べたものでなく、(女色に)惑って志(こころ)を喪失した診断したのです。
ここでは、鬼による祟りという病気の原因もあると肯定しながらも、女色に節度がなかったために心の病気になったことを主張しています。
また、彼は女色についてこんなことを言っています。
「女性は陽たる男性に付き従うものですから(この場合、女性は陰)くらい夜のときにこれを用いますと、体内に熱(陽)を生じ、心が惑わされ乱れるのです。」とも言っています。
これは、節度のない性生活をすると精神病になると言っています。
また、夜は陰であり、そもそも静かに休むものである。それに反して女色にふけることは、体を休ませなければ活けない時間に体を近い陽であるエネルギーを放散することは、病気になると解説しています。
つまり、一日の生活リズムを大切にして、休む時間にエネルギーを使いすぎてはいけないと解いています。
話はか変わりますが、中国の古い医学書には、必ず房中術(ぼうちゅうじゅつ)が出てきます。
この房中術は、性生活の指南書です。
性生活の指南書と言えば、卑猥に感じますが、欲に任せた行動を戒め、心も身体も健康になる実践書なのです。
つまり、中国では節度ある性生活も健康を保つ上で、必要と考えています。
色んな物がそろっている現代に住む私達は、時に欲が先行した行動をとりがちになります。
このような行動はいけないと、古代に中国ではすでに言われていたことに、中国伝統医学に凄さがあるよに感じます。
2009年10月19日
お気に入りの本『〈勝負脳〉の鍛え方』
まず、この本のタイトルも凄いのですが、表紙が非常にインパクトがあります。
競泳の北島康介選手がガッツポーズをした写真が表紙にあるからです。
著者は、前日本大学医学部附属病院救急センター科長で、脳神経外科医の医師です。
救急蘇生術で、画期的な低体温療法を開発された方です。
この〈勝負脳〉という言葉は、著者の林成之先生の造語だそうです。
この本を書くきっかけとなったのは、林先生がテレビでオリンピックを鑑賞しているときに、実力を持った代表選手が本番で実力を出せないのはなぜかと疑問に思い、臨床医からの目でこれを解析しようとした本です。
現在の脳科学ブームで、この本も同類に見られると思いますが、この林先生は臨床医なので、脳科学者の茂木健一郎さんとは違った視点で本を書かれています。
本を読むと本にタイトルの由来は、御自身の脳外科医として、失敗が許されない状況下で仕事を行うことも関係しているのかなと感じる部分があります。
医師の書いた本なので、少し医学を知っていないと読むのは難しいかなと感じました。
現在巷に、肉食系とか草食系とか言われ、流行っていますが、この本に中にもその言葉が出てきます。
欧米人は肉食系、日本人は草食系の民族である。これは、食べ物違いから分けているようです。
草食系動物は、危険に直面すると身体が固まって動けなくなる。草食系民族の日本人も草食系動物と同じように危機的状況を迎える体が硬くなって緊張する習性を受け継いでいると述べています。
いざ、肉食系動物を草食系動物が戦えば、草食系動物が勝ちます。同様に肉食系民族と草食系民族が戦えば、草食系民族が負けます。つまり、勝負では日本人は欧米人に勝てないと言っています。
だとしたら、草食系民族である日本人が、動物系民族である欧米人にどうしたら勝負に勝てるのでしょうか?
本書では、「勝つ」という目的でなく、「勝ち方、あるいは勝つために求められる技や作戦」という目標に向かって全力を傾けることを薦めています。
その中で、サイコサイバーネティックス理論というものを紹介しています。
サイコサイバーネティックス理論とは、「現代社会では、常に進歩しているので、現状維持だけでは努力を怠っていなくても結果的に取り残されます。つまり、私達は下り坂の方向に向いて立っていることになります。この下り坂にいる私達が方向を変えて坂道を駆け上がり、目的を達成するためには、何を考え、何をしたらよいのか、脳の習性を元にその答えを導き出そうとした理論」だそうです。
この理論は、人間が行動を起こして目的を達成するには、三つの作業が必要だと言っています。
①目的でなく目標を明確にする。
②目的達成の具体的な方法を明らかにして実行する。
③目的を実達成するまで、その実行は中止しない。
何か、これを読むとどこかの本でも書かれていると感じるのですが、詳しい内容については、本を購入されてお読みください。
2009年10月16日
清水駅前銀座商店街 シルバーウィーク祭り協賛のお礼状
平成21年9月20日~23日に静岡鍼灸師会・中部支部は、清水駅前銀座商店街内の店舗に、無料ハリ体験のブースを開きました。
この催しは、清水駅前銀座商店街の活性化を目的に行われたシルバーウィーク祭りとコラボレーションして行われました。
私も20日と21日と2日間参加をしました。
おかげさまで、無料ともあって多くの方に鍼灸治療を体験していただきました。
そして、イベントが終了して3週間後に、清水駅前銀座商店街の理事長さんよりお礼状がきました。
私達鍼灸師のブースが、シルバーウィーク祭のイベントにお役に立てたみたいでした。
鍼灸の啓蒙と商店街のお役にたてたことは、とても喜ばしいことです。
このような経験は、初めてです。
やはり、改めて私達鍼灸師もこうゆうイベントにもっと参加をして、社会貢献をすることで、市民に鍼灸の素晴らしさを知ってもらう工夫をしなければいけないと思いました。
こうゆうイベントが来年もできたらいいなと思うしだいです。
2009年10月13日
人間ってエゴなんだよねー
体育の日、母に連れられて、ホームセンターに行きました。
館内で日用雑貨を購入し、買い物した物を私が車に積むために運んでいる間、花を購入したい母と一旦別れました。
荷物を車に積んで、母を捜しに花を販売しているコーナーに行ってみると、なにやら見知らぬ女性と花の鉢を取りあげながら吟味している様子。
真剣に話をしているで、母がレジに来るまで、少し離れた所で様子を伺いながら待っていました。
母がレジに来た所を見て、合流。
花を購入した後、母から「若い奥さんから、色々花のことを聞かれたの」と言い、結構楽しそうでした。
最近、家にいることが多くなった母なので、他の人と話ができてよかったと我ながら良い事としたと思ったのですが・・・・
買い物中に私が見たいものところに行くと、「そっちは関係ないからいかない、ぶらぶらするな!」と言われてしまう始末です。
本当に人間って、自分勝手なんだよねー
と改めて感じた出来事でした。
館内で日用雑貨を購入し、買い物した物を私が車に積むために運んでいる間、花を購入したい母と一旦別れました。
荷物を車に積んで、母を捜しに花を販売しているコーナーに行ってみると、なにやら見知らぬ女性と花の鉢を取りあげながら吟味している様子。
真剣に話をしているで、母がレジに来るまで、少し離れた所で様子を伺いながら待っていました。
母がレジに来た所を見て、合流。
花を購入した後、母から「若い奥さんから、色々花のことを聞かれたの」と言い、結構楽しそうでした。
最近、家にいることが多くなった母なので、他の人と話ができてよかったと我ながら良い事としたと思ったのですが・・・・
買い物中に私が見たいものところに行くと、「そっちは関係ないからいかない、ぶらぶらするな!」と言われてしまう始末です。
本当に人間って、自分勝手なんだよねー
と改めて感じた出来事でした。
2009年10月09日
病気の原因は、自己の不節制の報いである。(2)
前回は、春秋戦国時代の鄭(てい)の国に生きた子産(しさん)という賢人のお話をしました。
彼は、晋(しん)の国主の病気に関するから神が病気に影響することを認識しながらも、一日のバイオリズムに従っなかったために、病気が起きたことを発言しました。
このバイオリズムに従うことの大切さも、彼は次のように発言しています。
『君子には(一日のうちに)四季同様の時節があります。朝には政(まつりごと)を聴き、昼には人に可否を問いたずね、夕方には法令を修め整え、夜には身を安すめるのです。こうして身体の気にリズムを与えてのべ広げ、気が一部に塞(ふさ)がり滞(とどこお)って形態を痩せさせたり、こころが曇ってあらゆることに節度を乱すことのないようにさせます。今もし(この一日の内の四時リズムに)心身を合致しないと、病が生じるのです。』
この発言からも、一日の生活リズムに従わないと病気が起こることを解説していますが、注目する点は、気が塞がって病気を起こすといっている点です。
“気”という存在は、この時代から出てくるのがわかります。
上記の発言をもう一度整理すると「一日に行うべきことに心身を当てまはめないと、気が滞って病気が起きます。」と言っています。
ここで、わかることは「こころ」と「からだ」が身体の中にある気の流れに影響して、病気を引き起こすことを示しています。
そして、彼によれば、身体の気をよい状態におくには以下の条件が必要だと考えていました。
①自然のリズムに合致させる。
②動かすことと休まることを双方重んじる。
③(気が)ある部分のみに集まって滞ることのないようにする。
つまり、一日のバイオリズムにあわせて、適度な食事と身体を動かしなさいと言っていると思います。
この発言は、私達現代人にも通じるところがあると思います。
ちなみに③の気が一部の滞る病気と言うのは、現代の中国医学では、気滞(きたい)と呼ばれています。
この気滞(きたい)という病気は、ストレスで発症しやすく、現代人に一番多い病気の形です。
さて、次回も病気の原因を鬼神から気に変わる歴史の変化をお話します。
彼は、晋(しん)の国主の病気に関するから神が病気に影響することを認識しながらも、一日のバイオリズムに従っなかったために、病気が起きたことを発言しました。
このバイオリズムに従うことの大切さも、彼は次のように発言しています。
『君子には(一日のうちに)四季同様の時節があります。朝には政(まつりごと)を聴き、昼には人に可否を問いたずね、夕方には法令を修め整え、夜には身を安すめるのです。こうして身体の気にリズムを与えてのべ広げ、気が一部に塞(ふさ)がり滞(とどこお)って形態を痩せさせたり、こころが曇ってあらゆることに節度を乱すことのないようにさせます。今もし(この一日の内の四時リズムに)心身を合致しないと、病が生じるのです。』
この発言からも、一日の生活リズムに従わないと病気が起こることを解説していますが、注目する点は、気が塞がって病気を起こすといっている点です。
“気”という存在は、この時代から出てくるのがわかります。
上記の発言をもう一度整理すると「一日に行うべきことに心身を当てまはめないと、気が滞って病気が起きます。」と言っています。
ここで、わかることは「こころ」と「からだ」が身体の中にある気の流れに影響して、病気を引き起こすことを示しています。
そして、彼によれば、身体の気をよい状態におくには以下の条件が必要だと考えていました。
①自然のリズムに合致させる。
②動かすことと休まることを双方重んじる。
③(気が)ある部分のみに集まって滞ることのないようにする。
つまり、一日のバイオリズムにあわせて、適度な食事と身体を動かしなさいと言っていると思います。
この発言は、私達現代人にも通じるところがあると思います。
ちなみに③の気が一部の滞る病気と言うのは、現代の中国医学では、気滞(きたい)と呼ばれています。
この気滞(きたい)という病気は、ストレスで発症しやすく、現代人に一番多い病気の形です。
さて、次回も病気の原因を鬼神から気に変わる歴史の変化をお話します。
2009年10月07日
病気の原因は、自己の不節制の報いである。(1)
古代中国の殷(いん)の時代から春秋戦国時代になると病気の原因ついての考え方も少しずつ変化していきます。
自然の環境特に、風にもたらさる『禍風(かふう)』という流行病を経験し、少しずつではありますが、人々の病気に対する意識が変化を見せていきます。
この時代に鄭(てい)の国に生きた子産(しさん)という賢人が残した言葉に、病気の原因に対する変化が見られます。
彼が病気にかかた晋(しん)の国主の安否を訪ねるべく晋国に赴いたとき、晋国の家臣から、実沈(じつしん)と台駘(だいたい)という二つの神が祟(たた)っているとういう占者(占い師)の言葉が伝えられます。
それに対し、子産(しさん)は次のようなことを発言しています。
『そもそもこの二神は御主君の身体ませには祟(たた)らないはずのものです。(台駘のような)山川の神は、洪水や日照り疫・癘(れい)といったはやり病によって祟りますので、そうした時に祀り(まつり)ます。(実沈のような)日月星神の神は、季節はずれの雪や霜、風や雨によって祟りますので、そうしたときに祀ります。御主君個人の身体をいうことになると、(こうした神による祟りでなく)出入りの行動。飲食・喜怒哀楽の感情が原因となります。山川や神々がかかわることなどどうしてありましょう。』《「春秋左氏伝」より》
彼の言葉の中で注目する点は、神が病気に影響することを否定はしていませんが、その影響している領域を定めている点にあります。
つまり、なんでも病気は鬼神によってもたらされることを否定しています。
また、子産(しさん)はこのようにも発言しています。
むしろ、この出入りの行動・飲食・喜怒哀楽の感情といったことが病気の原因とし、これは、人が一日のバイオリズムの従わなかったために生じるものだと言っています。
ここでは、「一日の生活のリズムを無視して、欲に任せて飲食・行動をすることや感情に任せて生活すれば、病気を起こします」と解説しています。
上記の病気を現代ので考えると、生活習慣病が当てはまると思います。
さて、次回もこの子産(しさん)さんのお話をします。
自然の環境特に、風にもたらさる『禍風(かふう)』という流行病を経験し、少しずつではありますが、人々の病気に対する意識が変化を見せていきます。
この時代に鄭(てい)の国に生きた子産(しさん)という賢人が残した言葉に、病気の原因に対する変化が見られます。
彼が病気にかかた晋(しん)の国主の安否を訪ねるべく晋国に赴いたとき、晋国の家臣から、実沈(じつしん)と台駘(だいたい)という二つの神が祟(たた)っているとういう占者(占い師)の言葉が伝えられます。
それに対し、子産(しさん)は次のようなことを発言しています。
『そもそもこの二神は御主君の身体ませには祟(たた)らないはずのものです。(台駘のような)山川の神は、洪水や日照り疫・癘(れい)といったはやり病によって祟りますので、そうした時に祀り(まつり)ます。(実沈のような)日月星神の神は、季節はずれの雪や霜、風や雨によって祟りますので、そうしたときに祀ります。御主君個人の身体をいうことになると、(こうした神による祟りでなく)出入りの行動。飲食・喜怒哀楽の感情が原因となります。山川や神々がかかわることなどどうしてありましょう。』《「春秋左氏伝」より》
彼の言葉の中で注目する点は、神が病気に影響することを否定はしていませんが、その影響している領域を定めている点にあります。
つまり、なんでも病気は鬼神によってもたらされることを否定しています。
また、子産(しさん)はこのようにも発言しています。
むしろ、この出入りの行動・飲食・喜怒哀楽の感情といったことが病気の原因とし、これは、人が一日のバイオリズムの従わなかったために生じるものだと言っています。
ここでは、「一日の生活のリズムを無視して、欲に任せて飲食・行動をすることや感情に任せて生活すれば、病気を起こします」と解説しています。
上記の病気を現代ので考えると、生活習慣病が当てはまると思います。
さて、次回もこの子産(しさん)さんのお話をします。
2009年10月05日
3回目のf-Biz訪問です。
(安川さん、いつも写真を撮っていただき、ありがとうございます。)
平成21年9月30日(水)にf-Biz(富士市産業支援センター)に行ってきました。
今回も所員の安川さんのお招きいただき、意見交換を行いました。
f-Biz(富士市産業支援センター)訪問も3回目となりました。
当日は、併設されている富士市図書館が休館だっため、f-Bizが開館しているのか不安になってしまいましたが、建物の奥に明かりがありましたので、開館していることがわかり、ホットしました。
安川さんとの会談では、今回は初めてブログを見て来院した方が3名いらしたことを報告するところからお話をスタートしました。
そして、舌の話から鍼灸大学附属病院での研修生時代話に進み、最後は介護に関するお話と幅広い内容のお話をしました。
安川さんからは、「せっかく色んな経験をなさっているのですから、発表する場があるといいですよね。」と言われました。
自分の経験を発表する場あるのかと考えてみると、やはりこのブログで伝えていくことしかないのかなと感じます。
このブログは、あくまでも鍼灸がメインなのですが、これからも少し違った分野のことも取り入れながら、皆様に楽しんでいただけるブログを作っていきたいと思います。
このf-Biz(富士市産業支援センター)で会談は、私にとって鍼灸の業界意外の方との大切な意見交流の場となっています。
これからもこのお付き合いを大切にしていきたいと考えています。
また、この場を提供してくださる安川さんにも感謝したいと思います。
2009年10月02日
病院の相談員さんの役割
9月中旬、ケアマネージャーさんの勉強会に参加しました。
今回は、総合病院の相談員さんを招き、病院との連携について話し合いが行われました。
高齢者の患者さんが病院から退院するときは、自分のことを自分で行える人ばかりではありません。
人によっては、在宅での介護や医療が必要になってきます。
この在宅支援をコーディネートしてくれる人が、ケアマネージャーさんになります。
この存在は、病院から自宅に戻る方や家族にとっては、心強い見方を得ることになるのです。
しかし、たいがい家族が相談をしてくるのは退院間近であることから、そこから準備すると色々なサービスが間に合わない可能性も出てきます。
その点が、ケアマネージャー達は困るのです。
ただ、家族も病院の医師や看護師も介護保険制度を理解していない方もいるので、ケアマネージャーさんに相談すれば、すぐに何とかしてくれると思っている方があるようです。
そこで、医師・看護師と患者さんの間、患者さんとケアマネージャーさんの間に入ってくれる人が必要になってくるのです。
これを調整するのが、病院の相談員(ソーシャルワーカー)さんの役割になってくると思います。
しかし、ほとんどの患者さんまたは家族は、病院に相談員がいることを知らないと思います。
医療側ち患者さん側を結ぶ相談員さんが、これから退院して患者さんの在宅での介護・医療を受けるために、ケアマネージャーさんとの架け橋をすることを求められる気運が高まっていると考えられます。
患者さん中心の医療や介護を行う上で、相談員の活躍に期待したいと思います。
今回は、総合病院の相談員さんを招き、病院との連携について話し合いが行われました。
高齢者の患者さんが病院から退院するときは、自分のことを自分で行える人ばかりではありません。
人によっては、在宅での介護や医療が必要になってきます。
この在宅支援をコーディネートしてくれる人が、ケアマネージャーさんになります。
この存在は、病院から自宅に戻る方や家族にとっては、心強い見方を得ることになるのです。
しかし、たいがい家族が相談をしてくるのは退院間近であることから、そこから準備すると色々なサービスが間に合わない可能性も出てきます。
その点が、ケアマネージャー達は困るのです。
ただ、家族も病院の医師や看護師も介護保険制度を理解していない方もいるので、ケアマネージャーさんに相談すれば、すぐに何とかしてくれると思っている方があるようです。
そこで、医師・看護師と患者さんの間、患者さんとケアマネージャーさんの間に入ってくれる人が必要になってくるのです。
これを調整するのが、病院の相談員(ソーシャルワーカー)さんの役割になってくると思います。
しかし、ほとんどの患者さんまたは家族は、病院に相談員がいることを知らないと思います。
医療側ち患者さん側を結ぶ相談員さんが、これから退院して患者さんの在宅での介護・医療を受けるために、ケアマネージャーさんとの架け橋をすることを求められる気運が高まっていると考えられます。
患者さん中心の医療や介護を行う上で、相談員の活躍に期待したいと思います。