2009年05月29日

平成21年6月 休診のお知らせ

◇◆◇平成21年6月の休診のおしらせ◇◆◇

6月12日(金) 往診治療により、午前の治療を休診とさせていただきます。


6月17日(水)通常営業日ですが、所用の為、休診とさせていただきます。振り替え営業として、前日16日(火)は営業をしますので、よろしくお願いします。

以上間違えないようにお願いします。   


Posted by 久保田さん  at 14:35Comments(0)施術(治療を行う日)の変更

2009年05月25日

ツボにはまればハリは痛くない!!

よく鍼灸院(しんきゅういん)のホームページを見ていると“ハリは痛くありません”と掲載されています。

 でも、見た人の大半がハリを刺すんだから全く痛くないということはあり得ないと思うはずです。

 結論からいえば、「刺すはり全て痛くない」ということはありません。

 しかし、“ツボにしっかり入った時(患者さんは、この場所は気持ちがよくて、効く感じがすると実感する時)は、全く痛みを感じない”ようです。

逆にはりを刺したときにあまりに痛い場合は、“ツボに入っていない時”と思ったほうがいいです。

 その他に、ハリをすることに緊張してしまう方もいらっしゃいます。

 当院では、そんな方の為に、はり刺入時の痛みや緊張の緩和に呼吸法を用いています。

具体的には“最初に息を吸っていただき、その後息をゆっくり入っていただいている間にハリを刺入します。”この方法ですと、患者さんが息をはいていることに夢中になっているときにハリを刺入しますので、痛みを感じることが少なくなります。 

 また、ハリに恐怖感を持っている方、神経が過敏な方や小児に、カラダの中に刺さずに皮膚の表面を刺激するだけで効果がでるハリ(古代鍼といいます。下の写真を見てください。)を使用する場合があります。

 このハリは、極端に過敏に反応する方に有効です!!

 普通の方は、普通の刺すハリのほうが効果が出やすいように感じます。
 
 当院では、これらのハリを用いて、その方の感じ方や体の状態を診てハリ治療をしていきます。
 
 ですから“ハリ治療を受けたいが、恐い”と感じる方も安心して治療を受けていただきたいと思います。




                           古代鍼(こだいしん)  


Posted by 久保田さん  at 14:46Comments(0)治療について

2009年05月22日

Tシャツをいただきたのですが、着れません。



 


 先日参加した第25回日本平桜マラソンの鍼灸ボランティアの参加賞として、Tシャツ(上の写真)をいただきました。

 緑色で、若若しく、しかも汗がべたつかない材質だったので、期待は膨らむばかり。

 今年の夏は、これを着ようと思ったのに、サイズがMだった...........。

 昨年は、フリーサイズだったのに、なんで今年はMやねん!(思わず関西弁が出てしまった。)

 フリーサイズしか入らない私は、結局着れずじまい。残念!!

 せっかくいただいたので、何かのバザーにでもだそうかなと検討中です。

  


Posted by 久保田さん  at 15:21Comments(0)院長の独り言

2009年05月18日

ヒヤロンミニ





上の商品は、ヒヤロンミニというものです。

 今年の日本平桜マラソンに参加した時に、同業の鍼灸師の先生にいただきました。

 この商品は、携帯カイロの“ホッカイロ”の夏版ってとこでしょうか?

 「ヒヤロンミニを叩くと氷点下にまで、下がる」と書いてあります。持続時間は約30分となっております。

 アイシングの目安は、1回15分~30分とされているので、約一回分に相当することになります。

 スポーツをする方は、携帯用にアイシングとして、がさばらなくてよい商品だと思います。

 ちなみに、価格はいただいた物なので、わかりません。あしからず。
  


Posted by 久保田さん  at 13:57Comments(0)鍼灸コラム

2009年05月15日

現在の治療法との出会い③(奇跡を起こした治療に出会った編)

 私の勉強していた麻酔科では、研修生の先輩たちが、入院患者のお世話をしていました。仕事の内容は、日中の患者さんとの運動と鍼灸治療(しんきゅうちりょう)を行っていました。

鍼灸治療は、他の科のように西洋医学の解剖や生理を根拠した治療法でなく、中医学(中国伝統医学)をベースにした治療を行っていました。おそらく、病院内で一番東洋医学的な治療ができた科だったと思います。

 かの私も麻酔科に入って、先輩から強制的に中医学を勉強させられました。そして、現在の治療法に出会ったのでした。

最初にこの治療に出会ったときに、“正直こんな少ない鍼で治るの?”と半信半疑の状態でしたので、なかなか科に馴染めない状態でした。その状況を見ていた先輩からよく絞られました。仕方なしに、難解な中医学の勉強をしだして、半年がたった時に転機が訪れました。

 20年以上の不眠症の患者さんが麻酔科に入院してきました。私が始めて担当した患者さんです。睡眠薬が全く効かない人で、治療はテンプレート・漢方薬・運動・鍼灸治療を行いました。しかし、実際は漢方薬もあまり使わず、治療のほとんどは鍼灸治療でした。

私は、この患者さんに手の合谷(ごうこく)と足の太衝(たいしょう)の2つのツボで治療を行い、約2ヶ月間ほぼ毎日治療を行った結果、不眠症が改善したのです。

  

後から考えれば、入院しているから規則正しい生活をしており、それに加えて日中運動しているので、夜間眠りに入
りやすい状態でした。

 でも、“この時初めて不眠症を治したこと、しかも20年も苦しんだものをたった2つのツボで治した。”と自分の中で興奮し、この時初めて鍼灸治療のすごさを感じました。

 この感激に味をしめてしまった私は、徐々にこの少ない鍼治療(はりちりょう)にのめり込んでいきました。

  


Posted by 久保田さん  at 14:27Comments(0)治療について

2009年05月11日

現在の治療法との出会い②(麻酔科って、どんな科編)

 皆さんは、麻酔科と聞いてどんなことを連想されますか?

 病院に行かれて『麻酔科・ペインクリニック』という看板を見たことがあるの思います。ペインクリニックとは、痛みのきつい患者さんに対して、麻酔薬入った注射器で神経の働きを鈍くする神経ブロックなどを思い浮かべると思います。その他には、手術の時の全身麻酔を担当し、同時に呼吸管理も行っています。

 現在医師不足が言われてますが、麻酔科の医師不足の影響で、思うように手術が日程どうりに行えない事態になっているそうです。これは、世間から麻酔科の医師がどんな仕事をしているのか認識されていない為、麻酔科を選択する医師にも影響を与えているのだと私は考えています。

 さて、自分の話しに戻りたいと思います。

 私が麻酔科に入った時の指導教官の医師がとても変わった人でした。何がかわっているのかというと、“西洋医学より民間療法の方がすぐれている”と考えていたからです。これは、先生が外科医時代に身内を癌で亡くされたれた経験があり、西洋医学では癌は救えなかったという経験から民間療法の“奇跡”に着目したと考えられます。

 普通民間医療に目覚めたといいても、医師の場合は外来で試す程度なのですが、この先生は入院患者さんをとって民間療法を行っていました。麻酔科医が入院患者を持つことは、その当時はありませんでした。なぜなら、手術に立ち会うといっても、患者さんは外科系の診療科に入院するからです。

 入院患者さんがいないということは、自分の時間が取れるのです。先生はその時間を使って、民間療法の検証していて、当時は歯科医の先生とタックを組んで“テンプレート療法”を行っていました。

 “テンプレート療法”とは、マウスピースを使った治療法のことです。理論を簡単に説明すると、歯のかみ合わせが悪いと首の骨の並びが悪くなり、その周囲の筋肉バランスが崩れて神経にも影響を及ぼし、やがて全身に影響するというものです。
 
 治療法は、最初に患者のかみ合わせをチェックを行い、次に歯に入れるマウスピースの高さを調整し、左右の顎の関節が水平になるようにする。つまり、かみ合わせが良ければ、全身の不快な症状も軽減するという考えでした。

 この“テンプレート療法”加えて、入院患者さんを病院の中から連れ出して、散歩や鍼灸治療を行っており、病院のなかでも怪しい科に見えていました。

私はそこで勉強するのがイヤだったのですが、尊敬する耳鼻科の先生に言われたことと、病院研修後について考えて臨床をたくさん経験したほうが良いと思い、麻酔科で勉強することを決めました。

注:“テンプレート療法”は、立派な治療法です。私は、どちらかと言うと鍼灸がメインにならないと気がすまないのです。して、“テンプレート療法”を否定するものではありません。
 なお、“テンプレート療法”に興味がある方は、お気に入りのとこに掲載されている「NPO日本テンプレート研究会」にアクセスしてください。

  


Posted by 久保田さん  at 14:17Comments(0)治療について

2009年05月10日

現在の治療法との出会い①(出会いまでの道のり編)

 私の鍼治療(はりちりょう)は、少ない本数(1から多くて5本)で治療を行います。『治療を受けた人からは、これで良くなるの?』と言われることがあります。また、良くなかった方から数本の鍼治療で良くなったのが信じられず『注射を打ってもらった』と言われる人があります。

 もっとも私は、注射を打つ医療の免許はありませんので、あくまでも鍼(はり)やお灸(おきゅう)で、身体を刺激して症状を改善しているだけです。

 私も初心者の頃は、皆さんが知っている鍼治療(主に痛い所に治療をするやり方)をしており、鍼をたくさん打っていました。そんな自分がどうして、治療方法を変えたのか。皆さんに紹介したいと思います。

 私は高校を卒業してから、その当時日本で一つしかない鍼灸の大学であった明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)に進学しました。当時の明治鍼灸大学は、日本で唯一の鍼灸大学であると同時に鍼灸の学校として唯一附属病院を持っていました。

新しい学校だったので、鍼灸をいかに医療として認められるのか、学校全体で模索していました。まだ、その時は大学院もない時代(現在は、大学院博士過程まである。)だったので、卒後鍼灸界をリードしていく人材が養成したいと考え、病院で勉強してもらう研修制度がありました。

 私も「病院で鍼灸治療の可能性をしりたい。」と思い、卒業後は研修生として附属の病院で、勉強させていただきました。この研修制度は、医師の研修制度と一緒で、指導教官が医師であり、金魚のフンみたいな感じで、病院内を医師の後を歩いていたのを思い出します。

 1年目は、各科(脳神経外科、外科、内科、麻酔科、泌尿器科、眼科、歯科、整形外科、耳鼻科)をローテッションで周り、2年目は自分の希望する科で勉強することになっていました。当初私は、子供の鍼灸治療に興味をもち、アレルギーのことを勉強できる耳鼻科を選択するつもりでした。

でも、その時に教授である指導教官の医師がアメリカに留学することとなり、その先生から「きみは、もっと臨床が出来る科にいった方がよい。」と勧められ、一番行きたくなっかた麻酔科で、しぶしぶ研修することになり、その時に現在の治療法に出会ったのです。  


Posted by 久保田さん  at 17:45Comments(0)治療について

2009年05月09日

あがらなかった肩があがるようになった!!(3)

その後も本人は捕まらずに、4月27日(日)の朝に会って様子を伺うと肩がほぼ全快で上がるようになっている(写真5)。

本人曰く「26日(土)の昼頃から調子がよくなった。」とのこと、なんと、計3回の治療で全く上がらなかった肩が上がるようになったことが証明されました。

なお、今回の治療前・治療中も本人は冷シップを使用していました。治療前冷シップをしても改善されなかったことから、ハリ治療の効果はあったと思います。




                               (写真5)  


Posted by 久保田さん  at 19:35Comments(0)実際の治療例

2009年05月05日

あがらなかった肩があがるようになった!!(2)

翌日4月25日(金)の朝、(写真3)まで上がるようになる。

本日仕事に行くため時間がなく、足の俠谿(きょうけい)にハリ治療をして終了する。

治療直後(写真4)は、治療前(写真3)とあまり変化は見られなかった。

帰ってきてから治療しようと考えたが、本人は仕事から帰ってきてから出て行ってしまい、この日は治療ができずに終わってしまいました。


 
          (写真3)              (写真4)


  


Posted by 久保田さん  at 19:34Comments(0)実際の治療例

2009年05月02日

あがらなかった肩があがるようになった!!(1)

今回、家族を治療したときの写真を掲載します。

性別:男性 年齢39歳 職業:土木作業員 治療日:平成20年4月24日(木)

連日重い物をもったせいもあり、全く肩が上がらなくなくなってしまい、一日休みをもらったので、治してほしいと無理な要求をしてくる。

朝時間が無い中、足の俠谿(きょうけい)というツボに置きハリをする。

帰って様子をみると少しあがる(写真1)ようになっていた。そして、夜は手の小沢(しょうたく)と中衝(ちゅうしょう)にハリ治療を行い、直後少し肩があがるようになる(写真2)。

ここで一日目の治療は終了する。



       (写真1)                (写真2)     
  


Posted by 久保田さん  at 19:53Comments(0)実際の治療例