2021年09月06日

一日中椅子に座っていると健康を害する

 最近言われてきたことに、座っている時間が長いと健康を害するという報告です。

 テレワーク等、パソコンを使う仕事がほとんどの近年では、ほぼ一日中座って仕事をしている方が多いのではないでしょうか?

 この事について、先に紹介したお気に入りの本『自律神経を整える名医の習慣」の著者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生は、本の中で以下のことを述べております。

 人間の体はもともと立ってあるくようにできています。だからこそ、普段の活動の中で自然に足の浮腫みや筋肉の収縮を予防できるわけです。

 しかし、座ったままの時間が増えると血流が悪くなると同時に、血液中の「中性脂肪」を分解する酵素の働きが抑制されて、肥満や糖尿病を引き起こしやすくなります。

 長時間座ったままであることの弊害は、じつは喫煙や深酒と並べて語られるほど。

 がんや心血管系疾患などを引き起こすと、WHO(世界保健機関)も警告を発しています。

 さらに、最近では、スウェーデンのウプサラ大学の研究で、座位時間が短くなると、血液細胞の「テロメア(細胞内の染色体の端)」が長くなるという関係性が明らかにされました。

 加齢とともに短くなるテロメアと長寿の関係はさまざまな研究で示されており、より長いテロメアは長寿との関係性があると推察できます。

 以上のことを小林教授は、述べられております。

 座っているだけで、病気になりやすい或いは、寿命に関係すると言った内容は、衝撃的ですよね。

 座っている仕事が多い人も、30分または1時間経ったら休憩を取り、立ち上がって周囲を歩くことが健康に良いそうです。

 特に、オフィスワークの多い方は、気を付けてください。face17




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Posted by 久保田さん  at 11:17 │Comments(0)健康院長の独り言

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