『そうたく治療院のかわら版』

　平成２５年２月２４日（日）　静岡市　あざれあ地下多目的ホールにて、（社）静岡県鍼灸師会　中部支部　学術講習会が開催され
ました。

　今回は、『加圧トレーニングとは』と題して、鍼灸師で加圧スタジオを運営している中條祐呉先生の講演が行われました。

　中條先生は、東京大学医学部加圧トレーニング・虚血循環生理学講座に特任研究員として在籍をしており、医学的な加圧トレーニングも勉強されております。

　講演では、加圧トレーニングの歩みや効果などの講義と実際の実技を行いました。

　加圧トレーニングは、テレビでも取れ上げられ、芸能人がしているトレーニングのイメージが強いものですが、いまでは医師も活用し始め、さまざまな研究成果を上げているそうです。

　　　　

　効果としては、加圧トレーニングを行うと成長ホルモンが体内に多く出て、美肌効果があること。

　これは、女性にはうれしい内容ですね。

　その他には、血行が良くなる！　血管が若返る！　などの作用があるそうです。

　講義の後の実技では、聴講した方に実技をしていただきました。

　その内容とは、片方の腕の付け根マンシェットを巻き、そこを血圧計みたいに圧を加え腕がしびれるくらいになったところで、両手でグーパー運動を行い、その後にダンベルで腕を曲げる運動を行ってから腕の圧を抜く。

　　　　

　体験者からは、『運動しているときは腕が締めつけられている部分がいたかったが、終わったあと全身が暖かくなった。』との声が上がりました。

　因みに、私も体験しましたが、確かに腕が締め付けられていながら運動するのは、たいへんでした。

　でも、終わったあとに体が熱くなる体験はしませんでした。

　鈍感なんでしょうか～ねー。

　でも、何事も体験することが大切です。

　なお、加圧トレーニングを行うには資格が必要で、最近は医療従事者のみ発行されるそうです。

　今回は、新たな経験をして、充実な時間が過ごせました。